くまだまさし「闇営業、本当に申し訳ございません」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕

日刊大衆

くまだまさし「闇営業、本当に申し訳ございません」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕

 さて、今回の「あなたに会いたい」は、お笑い芸人のくまだまさしさんです。ご存じの方も多いと思いますが、くまださんは、いわゆる吉本興業の“闇営業問題”に関わっていた一人で、反社会的グループの忘年会に出席していたとして、謹慎処分を受けていました。しかし、8月19日に謹慎処分が解除されて、舞台にも復帰。私は以前、くまださんとお仕事をさせてもらったご縁もあるので、ぜひ、この機会に今一度、お会いしたいと思ったんです。

くまだ「ゆま先生、お久しぶりです~」

ゆま「先生だなんて、またまた(笑)。かれこれ1年ぶりですね。鹿児島のパチンコの番組で、ご一緒させてもらって……」

くまだ「そうでしたね~。1年ぶりですね~。積もる話もいろいろとあるんですが。ゆま先生、すみません。まず、最初にお伝えすべきこともありまして」

ゆま「そうですね。世間を騒がせちゃいましたからね」

くまだ「ええ。何よりも詐欺被害に遭われた方に大変不快な思いをさせてしまって、本当に申し訳ございません。もちろん、こんなに早く復帰するなんて、“反省が足りていないんじゃないか”と思われることも十分承知なんですが、今後も出来る限り啓蒙活動などを行っていき、反省の気持ちを忘れずに活動していきたいと思っております」

ゆま「もう、闇営業なんて行っちゃダメですよ」

くまだ「はい。絶対に行きません!」

ゆま「私は、その言葉を信じていますからね」

くまだ「ありがとうございます」

ゆま「じゃあ、今日はいつもの“面白い”くまださんで、お願いします」

くまだ「先生~。プレッシャーかけないでくださいよ。もうね、昨晩から先生に会うと思ったら緊張しまくりで。どうしたら先生のご機嫌を取れるかと考えた結果、プレゼントを持ってきました」

ゆま「え? やだ、この展開。1年前にも同じことをされた記憶が……」

くまだ「はい~。“くまちゃんポスター”でございますよ~。どうぞ受け取ってください」

ゆま「ぎゃあ~。なんなんですか、この顔……」

くまだ「これは寝起きのくまちゃんのお顔を、カメラ覚えたての娘が撮ってくれたんですよ~」

ゆま「あのぉ……いらない、です……」

くまだ「そんなこと、おっしゃらずに~。冷蔵庫に貼っておいてくださいよ」

ゆま「これ、あちこちで配っていますよね……」

くまだ「はい~。といっても、まだ7000枚ぐらいしか配っていませんよ~」

ゆま「7000枚も!?」

くまだ「あらあら。ゆま先生、驚くのはまだ早いですよ~。プレゼント第2弾、“くまちゃん自由帳”~」

ゆま「ハッキリ言いますね。いらねえー!」

くまだ「ど~だ~い? いらねえだろ~?」

ゆま「全然話を聞いてないし。そもそも、この自由帳、10ページぐらいしかないじゃないですか」

くまだ「ハッキリ言いますね。5ページです」

ゆま「ダメだ。一人では受け止められないので、週刊大衆の編集部にポスターを貼って、自由帳も取材用のノートに使ってもらおう」

くまだ「ご心配なく、週刊大衆さんの編集部用にもポスターは持ってきていますからね~。どうぞ、ゆま先生は、ご遠慮なく持って帰ってくださいませ~」

ゆま「はあ……もう降参です。くまださんと初めて会う人は、まず、このプレゼント攻撃で度肝を抜かれますね(笑)。これは、昔からやられていたんですか?」

■お金に代わるステキなプレゼント

くまだ「いえいえ。僕は芸歴23年になるんですが、デビューして10年目までは、こんなことはしていなかったんですよ」

ゆま「へえー。何がキッカケだったんですか?」

くまだ「まあ、10年目になって僕の中で、人前に立つなら、とにかく笑いを取らなければ……お客様には喜んで帰ってもらいたいという気持ちになったんですね。じゃあ、何が一番喜ばれるか。先生は、なんだと思います?」

ゆま「え? このポスターではないことは確かです」

くまだ「先生~。人がもらって一番うれしいものといったら、お金に決まっているじゃないですか~」

ゆま「確かに(笑)」

くまだ「でも、僕にはお金がありません。そうなると、お金に代わる何か。それこそが、くまちゃんポスターをはじめとしたステキなプレゼントだったわけですね~」

ゆま「やっぱり、そうなるんですね(笑)。でも、なんだろう、このポスターも自分が落ち込んでいるときに見たら、元気になれそう」

くまだ「いやあ、相変わらず、ゆま先生はお優しい~。どうしましょう~」

ゆま「あ、ヤバい。プレゼントはもう大丈夫です」

くまだ「みんなが楽しくなれるゲームをしましょう」

ゆま「おお、くまださんの小道具箱が出てきました。この中には数々の営業用のネタが詰まっていて、どれを取り出しても100%ウケるという魔法の箱」

くまだ「任せてください。僕はこう見えて、6000人以上いる吉本所属タレントの中で、ステージ数はナンバーワンでございますからね」

ゆま「え? すごい!」

くまだ「もっと言いますと、107年の吉本の歴史においても、ステージ数は私が1番なんです。そんな私が、今から最高に盛り上がるゲームをお届けしましょう」(次号に続く)

くまだまさし 1973年7月26日生まれ。東京都出身。1996年、吉本興業の養成所であるNSC東京校に入り、芸人としての活動を始める。主に家族の協力で製作された小道具を使用した芸を披露する。今までに立ったステージ数は吉本の中でも随一。

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