名前を覚えるための対策とは? (3/4ページ)
喉元まで出かかっているのにうまく思い出せず「ここまで出ているのに!」とやきもきすることがありますよね。
これは「ティップ・オブ・ザ・タン状態」と呼ばれていて、うまく再生・検索できずにモヤモヤしている状態です。
そのときは思い出せなくても、少し時間を置いてから考えるとポンと思い出せることがあります。
落ち着いて思い返すようにしましょう。
◇(3)会った日の流れを思い出す
情報を記銘した環境と、思い出すときの環境が似ていると、記憶の再生率が上がるといわれています。
たとえば、昔住んでいた駅に久しぶりに行くと、急に当時の思い出がよみがえってきたりしますよね。
当時聴いていた音楽を聴いたり、かつての恋人がつけていた香水のにおいを嗅いだりすると、記憶が一気にフラッシュバックすることもあります。
こうした同様の環境によって記憶が呼び覚まされることを、文脈依存効果といいます。
とはいえ、思い出すために出会った場所に行くのは難しいこともあるので、その人と会ったときの状況や流れを思い出してみましょう。
「あの日は確かすごく暑くて、〇〇さんとカフェでアイスコーヒーを飲んでから向かったんだよな。受付の人は若い女性で、ジンジャーエールを受け取ってから会場に入って、扉の近くで会って挨拶したんだった」というように情景を思い出しながら考えると、名前を思い出す確率が上がります。
◇(4)名前をほかの情報と関連させて覚える
記憶を長期間定着させるにはリハーサルが必要ですが、リハーサルには維持リハーサルと精緻化リハーサルの2種類があり、おすすめなのは精緻化リハーサルです。
試験勉強で暗記する際によく行う「繰り返しノートに書く」「繰り返し声に出す」といった復唱方法は維持リハーサル。
それに対して精緻化リハーサルは意味づけや関連づけを行い、より深い理解を促すものです。