【緊急】南にこ、「アイドル」卒業します!!!!:南にこのタイからアイドル革命!22 (3/5ページ)

ブッチNEWS


 ただ、Siam☆Dreamがどんどんメジャーになっていくというか、正直〝売れて〟くるなかで、タイと日本の飛行機での往復も、ステージの数も一気に多くなってていきました。さらに楽曲も増えて、それに伴ってダンスもフォーメーションもどんどん激しく複雑に進化していき、そのことに不安を覚えつつもありました。自分の夢がどんどん実現化していくことの喜びと、その夢に自分のカラダがついていけないんじゃないかという不安、このふたつが常に自分自身の中で激しく葛藤していたのです。

 8月3日、日本でT.I.F=『TOKYO IDOL FESTIVAL 』に初出場させていただきました。
 これはそれこそ、Siam☆Dreamの第一期のピークともいえるステージだったと思います。私自身、このステージをやり終えた直後、物凄い達成感を感じました。ただいつもなら良いステージ、満足いくライブのあとはニコニコ笑顔になるのですが、このときは笑顔すら忘れてしまうというか、本当に、ただただ、「ああ、やりきったな、やりきったんだな、私たち……」という感じ、真っ白に燃え尽きた感じでした。

 ただ、T.I.Fの達成感にひたる間もなく、Siam☆Dreamの活動は次へと前進します。
 具体的にいうと、新たなSiam☆Dreamの楽曲作りです。それはこれまでの王道アイドル系から、今タイでも、そして世界レベルで大人気のK-POPスタイルの激しいダンスを伴う楽曲でした。

 実際、私はそれまでの楽曲ですら、腰の症状悪化が原因で、レッスンを消化できないことが度々ありました。
 Siam☆Dreamは7人編成で、ユニットアイドルはフォーメーションが命です。一人でもそれを乱すメンバーがいると全て台無しになります。ダンスレッスンに自分のカラダがついていかないことの悔しさ、そのことでメンバーやスタッフさんたちに迷惑をかけてしまうことの情けなさに、私は身を切られる、切り刻まれるような苦しさを常に感じる毎日でした。同時に純粋に肉体的にも激しい苦しみが襲ってきてもいました。ただ真っすぐに立っているだけのことが痛くてできない、座っても痛みは治まらない、という状態でした。痛みって恐ろしいもので、精神的にもどんどん追い詰められていくんです。

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