くまだまさし「ハグさせていただけないでしょうか?」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

日刊大衆

くまだまさし「ハグさせていただけないでしょうか?」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

 前回に続いて、お笑い芸人・くまだまさしさんとの対談です。闇営業問題で謹慎処分となっていたくまださんですが、8月19日に復帰。私とも、「もう闇営業には絶対行かない」と約束してくれました。ところが、いつもの面白いくまださんに戻るや、変なプレゼントを強制的に渡してくる始末(笑)。さすがです。そんなくまださんは吉本興業107年の歴史の中でもステージ数ナンバーワンだそうで、とにかく、どんな場面でも盛り上がる鉄板のネタが豊富なんです。

くまだ「ゆま先生、絶対にみんなが楽しめるゲームをやりましょう」

ゆま「ステージ数ナンバーワンのくまださんが考案したゲームだから、絶対面白いはず。楽しみです!」

くまだ「これはね、私が妻と娘、家族3人で温泉旅行したときに編み出したゲームなんですよ~」

ゆま「へえー。さっそく、やってみましょうよ」

くまだ「使うのは卓球のラケットと、マシュマロです」

ゆま「マシュマロ?」

くまだ「マシュマロはピンポン玉と思ってください。それで、順番にラケットで、ポン、ポン、ポンとつないでいって、最後に私がマシュマロを口でキャッチします」

ゆま「じゃあ、編集さんとライターさんも加わってもらって……いきますよ~」

くまだ「制限時間は1分でございますからね」(卓球マシュマロゲームで盛り上がること10分)

ゆま「いやあ、難しかったけど、最後は見事、決まりましたね~」

くまだ「よかったです~。これをステージで、お客さんたちにも参加してもらうと、一体感が生まれるんですよね~」

ゆま「確かに。全員で協力しあうから、仲良くなれますよね」

くまだ「ええ。ただ、このゲームを家族3人で初めてやったときは、恐ろしいほど盛り上がらなかったです(笑)」

ゆま「どうして?」

くまだ「もともと、普通に卓球をしても面白くないから、目の前にあったマシュマロを使ってみたんですけど、サイズが大きくて、私が口でキャッチできない。妻も娘も“つまらない”と怒り出しまして……」

ゆま「かわいそうなパパ(笑)」

くまだ「それでも、なんとかステージで使えるゲームにしたくて、マシュマロの大きさも試行錯誤して、今のサイズに落ち着いたんです」

ゆま「100%ウケるといわれる、くまださんの小道具箱の中身は苦労の賜物なんですね。しかも、家族と一緒に作っていらっしゃるんですもんね」

くまだ「家族のおかげでございます」

ゆま「1年前にお会いしたときも私、くまださんの“家族愛”に、すごく心を打たれたんですよね。小道具箱の蓋の内側には、奥さんと娘さんの写真が貼ってあって……本当に家族思いだなぁと思ったんです」

くまだ「ゆま先生~。そんなうれしいことを言っていただけるアナタには……」

ゆま「あ! プレゼントはもう、いらないです」

くまだ「好きな番号を言ってください」

ゆま「じゃあ、3番」

くまだ「残念。3番を選んだアナタは、くまちゃんお面が当たりました~」

ゆま「いやだーーー! ほんと、なんでも入っているんですね、小道具箱」

くまだ「まだまだ出てきますよ~」

■その瞬間だけは頑張ろう

ゆま「ちょっと待って(笑)。私、他にもいろいろと、くまださんに聞きたいことがあるんです」

くまだ「申し訳ございません。聞きましょう」

ゆま「あの、くじけそうになるときってあります?」

くまだ「いやあ、ゆま先生。私も吉本の養成所に入っていた頃は……」

ゆま「やっぱり、つらいときがありました?」

くまだ「いやあ、申し訳ない。一度もスベった記憶がないんでございます~。はい、挫折というものを味わったことがございません」

ゆま「ええ!? なんか、すごいんですね」

くまだ「(小声で)改めまして、俺、すごいんです」

ゆま「じゃあ、ステージに立つときも緊張しない?」

くまだ「さすがに劇場に毎回、出させてもらっていますからね……毎回、緊張しています」

ゆま「ほんとかなぁ」

くまだ「いや、これは本当に。どんなに小道具を用意していても“ウケるかなぁ”という不安ばかりです」

ゆま「そうなんですね~。私も、とにかく緊張しちゃうほうなんで。くまださん流の緊張を乗り越える方法とか、ありますか?」

くまだ「ゆま先生~。ちょっと格好いいことを言っていいですか? とにかく、その瞬間だけは頑張ろうと思っています。先のことなんか、神様にしか分からないし、自分の力では、どうにもできないことが多いんです。だから、今日一日を一生懸命やる」

ゆま「今、私、めっちゃ心が震えました。本当に、そうですよね。今、目の前にある仕事をとにかく頑張る。そう思えば、緊張を乗り切れる気がします」

くまだ「いやあ、柄にもなく格好いいこと言っちゃって、ごめんなさいね~」

ゆま「あ。プレゼントは、もう大丈夫ですからね」

くまだ「いえいえ、ゆま先生。最後に一つだけ、お願いを聞いてもらってもよろしいでしょうか?」

ゆま「何だろう(笑)」

くまだ「ハ、ハグさせていただけないでしょうか?」

ゆま「アハハ。喜んで」

くまだ「くぅ。おピンクな気持ちでいっぱいになりました。最高のプレゼントをいただきました」(おわり)

くまだまさし 1973年7月26日生まれ。東京都出身。1996年、吉本興業の養成所であるNSC東京校に入り、芸人としての活動を始める。主に家族の協力で製作された小道具を使用した芸を披露する。今までに立ったステージ数は吉本の中でも随一。

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