木村拓哉、「ソロデビュー」禁断の宣伝作戦「発売前に紅白」!?
9月29日、元SMAPの木村拓哉(46)が、自身のラジオ番組『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)の中で、来年1月8日にソロアルバム『Go with the Flow』を発売することを発表した。
木村は「スイッチになったのは、みなさんから“音楽活動をやってよ”というメッセージをたくさんいただきまして」と、自身のラジオ番組にゲスト出演したアーティストやファンからの後押しもあり、音楽活動を再始動させることを明かした。
アルバムにはB‘zの稲葉浩志(55)、[ALEXANDROS]の川上洋平(37)、LOVE PSYCHEDELICO、森山直太朗(43)といったラジオ番組にゲスト出演した面々に加え、SMAPの代表曲『世界に一つだけの花』を生み出した槇原敬之(50)、いきものがかりの水野良樹(36)などの豪華アーティストらが楽曲を提供することになるという。
レコード会社関係者は言う。
「アルバム発売は来年1月8日ですが、発売直前となる今年の大みそかの『NHK紅白歌合戦』に木村が出場するのではないかと今、関係者の間ではささやかれているんです。これまでCDデビュー前に『紅白』に出場した歌手というのは聞いたことがありませんが、“スペシャル枠”というかたちで出場することも考えられます」
昨年の『紅白』に出場したジャニーズグループは、嵐、関ジャニ∞、King&Prince、Sexy Zone、Hey!Say!JUMPの5組だった。
「TOKIOは山口達也(47)が不祥事を起こしたため、昨年は出場が叶わず、連続出場記録が24回で途切れてしまいました。また、9月いっぱいで錦戸亮(34)が脱退した関ジャニも今年の出場は難しいかもしれませんね。そうなるとNHKとしても、いわゆる“ジャニーズ枠”の面々が小粒になってしまう。しかし、木村が出場するとなれば注目度は格段に上がります。
『紅白』の出場者は、9月末までにNHK社内でラインナップを固めて、10月にオファーし、11月中旬から末に発表するという流れです。木村がこのタイミングでアルバム発売を発表したのは、『紅白』出場を見据えているからなのでは、と音楽関係者の間ではもっぱらですね」(前出のレコード会社関係者)
■『新しい地図』には負けられない
グループ解散後にソロデビューするジャニーズタレントはケースは少なくない。しかし、CDの売り上げは振るわない場合もある。
一方、元SMAPで現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)は、早々に音楽活動を再開し、今年は音楽フェスにも出演。10月1日には香取が、サプライズで配信リリースした新曲『10%』がSNSを中心に話題を呼び、デイリーランキングで軒並み1位を獲得した。
「数々のアーティストから楽曲提供を受け、満を持して発売した木村のアルバムが『新しい地図』の楽曲よりも売れない、という事態は何としても避けなければならない。ジャニーズとしても事務所の看板タレントである木村に恥はかかせられません。
木村のアルバムを売るためには、ウルトラCでも何でもやるのではないかと。そのためにアルバム発売前に『紅白』で歌って盛り上げて、1週間後の1月8日にアルバム発売、という万全の体制で臨みたいというところなのではないでしょうか」(前同)
2003年の『紅白』では、この年のオリコン年間シングルチャート1位となった『世界に一つだけの花』で大トリを飾ったSMAP。木村はソロアーティストとして『紅白』に新たな歴史を刻むことができるのだろうか?