巨人・原辰徳VS日本代表・稲葉篤紀「イチロー争奪戦」 (4/5ページ)

日刊大衆

〈急ピッチでチームを編成しなければなりませんでした。私は監督就任が決まったらすぐ、イチローに電話をしました。実はイチローとは、毎年オフに1度食事を共にする間柄でした。監督就任直後に電話で、「お前中心のチームを組むから」と言ったら、イチローはひと言だけ「原さん、分かった」と。それで十分でした。彼のおかげで、当時のメジャーリーガー達がほとんど集まってくれました〉

 イチロー氏のほうも、原監督を慕っているとされ、「決勝の韓国戦で打てたのは、原さんのおかげ。ずっと不調だった自分を、我慢して使い続けてくれた」と周囲に話しているという。

■巨人ヘッドコーチの怪情報

 こうした両者の関係を知ってか、イチロー氏が3月21日に引退会見を開く直前、球界関係者の間には“怪情報”が流れたという。

「その日、マリナーズのイチローが8回にベンチに下がったところで、突如“試合後にイチロー選手の記者会見がある”とアナウンスがあったんです。そこで、“ああ、引退するんだな”と分かったんですが、知り合いの球界関係者から電話がかかってきて、“イチローが、巨人のヘッドコーチやるんだってね”って言われたんです。“そんなわけないですよ”と答えたんですが、その日、“イチローが巨人のコーチに就任”という情報が出回っていたみたいですね」(引退試合を取材した巨人担当記者)

 今季、原巨人には、なぜかヘッドコーチが不在だ。「吉村禎章打撃コーチがヘッドを兼任しているともいわれますが、これは体裁を考えてのこと。原さんは、わざと空けているんでしょう。裏読みすれば、これが“イチロー枠”である可能性もありますね」(前同)

 ただ、深い絆で結ばれているはずの原監督でも、イチロー氏の招聘は難航しているようだ。

「昨年の10月に、原さんの野球殿堂入りを祝うパーティが開かれたんです。発起人はミスターと王さん、堀内恒夫さんで、600人規模の盛大なもの。ところが、一人だけ、“大物”が欠席したんです。それがイチローでした」(同)

 今や、球界を代表する実力者となった原監督でも、イチロー氏を操るのは難しいのだろう。

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