Wikipediaは「信じる」ためのものではない 今必要な情報読解力とは (2/2ページ)

新刊JP

齋藤氏もネット検索で、とりあえず「〇〇新聞のサイトでも記事になっているから、本当の可能性が高そうだね」と、おおよその推測をしている。そして、最低3回は検索して、多方面から検索をかけて、深く掘って、裏を取り続けることが大切だ。

簡単に情報を鵜呑みにせず、できる限り調べる努力はしておくべきなのだ。手間はかかるが、正確に情報を読み解くには、この方法しかないのだ。

情報の裏をとるときに有効な手段が、オンライン百科事典「ウィキペディア」だろう。検索をするときにまずは利用している人は多いはず。ウィキペディアは「誰でも自由に書き込める」「誰もが自由に記事を編集できる」ことによって成立している。そのため、幅広い知識が手に入る一方で信頼性に疑問がある情報も少なくはない。

齋藤氏は、ウィキペディアの記事とは「湖面に張った氷の上を歩くように」向き合うべきだと考えている。つまり、参考にするけれど、すべては信用せず、自分で検証しながら真偽を精査していくべきということだ。「信じる」ために見るのではなく、「アタリをつける」ために見る。こうした慎重さこそが、ウィキペディアを最大限に有効活用するための秘訣なのだ。

ネットは便利だけれど使い方を誤ると、ウソやデタラメな情報に惑わされることになってしまう。一国の政府が主導してSNSで世論誘導を図る時代である。冷静な判断をして上手にネット情報を活用するためにも、情報読解力は必須の能力となるだろう。

本書は現代を生きるのに必須のこの能力を磨き上げるための方法を教えてくれる。手に取ってみると役立つ発見があるのではないか。

(新刊JP編集部)

「Wikipediaは「信じる」ためのものではない 今必要な情報読解力とは」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る