ゾンビメイクのまま発作を起こした女性。あまりのクオリティに病院側は傷を負っていると勘違い(アメリカ)※ゾンビ注意

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ゾンビメイクのまま発作を起こした女性。あまりのクオリティに病院側は傷を負っていると勘違い(アメリカ)※ゾンビ注意
ゾンビメイクのまま発作を起こした女性。あまりのクオリティに病院側は傷を負っていると勘違い(アメリカ)※ゾンビ注意


 今月末はハロウィーンということで、既に9月からその盛り上がりを見せている地域も少なくないだろう。特に本場アメリカでは、ハロウィーンにちなんで様々なイベントが目白押しだ。

 そんな中、ミシガン州でとんでもない出来事が起こった。

 ある女性が、ハロウィーンイベントのためにゾンビメイクをし終わった直後、パニック発作を起こして緊急搬送されたのだが、病院側はクオリティの高いそのメイクを、激しい外傷を負っていると勘違いし、外傷治療センターへ運ばれてしまった。

 それほどまでに女性のメイクはリアルだったということだ。ということで臨場感あふれるゾンビメイクの女性がでてくるので閲覧注意でお願いしたい。
・3時間のメイク後、発作を起こす

 9月30日、ミシガン州に住むプロのダンサー、ジェイ・フィアースさんは、予期せぬタイミングで、不運にもパニック発作に襲われてしまった。

 今は亡きアレサ・フランクリンやチャーリー・ウィルソンなど、数多くの有名歌手のバックダンサーとしてステージ経験を積んでいるフィアースさんは、もちろん普段からメイクをする機会は多く、慣れていた。

 その日は、ハロウィーンシーズンということで、Glam Goreのマーケティングキャンペーンに参加。プロのメイクスタッフに、3時間かけてゾンビのメイクを施してもらっていた。

 完成したフィアースさんの顔は、まさにゾンビそのもので、鼻から下が焼けただれたように肉が削げ落ち、メイクとは思えないほどだった。

 フェイクには見えないメイクをしたという点では、スタッフの腕はかなりのものだった。しかし、これがフィアースさんに予想外のショックを与えてしまったようだ。

 撮影までもうすぐという準備段階になった時、フィアースさんは突然パニック発作を起こしてしまったのだ。



・ゾンビメイクのまま、病院へ緊急搬送

 すぐにローヤル・オークにあるボーモント病院へと緊急搬送されたフィアースさん。事態が急であったことから、フィアースさんの顔にはゾンビメイクが施されたままだった。

搬送されてきたフィアースさんを見た病院スタッフらは、それがメイクであることに気付かず、医師はフィアースさんが深刻な外傷を負っていると勘違いし、このようにスタッフに指示した。

すぐにトラウマ(外傷)病棟へ運ぶんだ。患者はかなりショックを受けているに違いない。いったい、何があったんだ。

 この時フィアースさんは、医師らにメイクのことを伝えなかった。医師なのだから、きっとすぐにそれがフェイクであることに気付くだろうと思ったのだ。

 ところが、フィアースさんはそのまま外傷治療の病棟へと搬送された。しばらくして、医師らは顔の傷が単なるメイクであることに気付き、フィアースさんは発作を抑える治療を受けた後、帰されたという。



・「偶然、発作が奇妙なタイミングで起こってしまっただけ」

 この一件がソーシャルメディアで拡散されると、米メディアがボーモント病院へ取材をかけた。

「患者の個人的なことには一切答えられない」と前置きしたうえで、同病院側は次のような声明文を発表した。

緊急治療室は、娯楽やゲームの場所ではありません。医師らは、ここで命に関わる深刻な状態の患者をたくさん診ています。彼らは、本当に緊急治療を必要とする患者に集中しなければなりません。

 一方、フィアースさんはメディアの取材で、「メイクがリアル過ぎて、ショックを受けて発作を起こしてしまった」と話しており、フェイスブックにもこのように綴った。

パニック障害は、ジョークや笑い事ではありません。たまたま、奇妙なタイミングで本当にパニック発作が起こってしまったのです。
References:Fox5 Atlantaなど / written by Scarlet / edited by parumo
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