磯山さやか、とにかく明るい安村のイチオシは!? 地元しか知らない「美味いものリスト」

日刊大衆

磯山さやか、とにかく明るい安村のイチオシは!? 地元しか知らない「美味いものリスト」

 地方にはまだまだ知られていない、郷愁を誘う美味があった! 有名人が知るソウルフードを一挙に紹介!

 北海道のジンギスカン、名古屋のみそカツ、九州のとんこつラーメン。今や有名な地方グルメは数多く存在する。だが、全国にはそれほどメジャーではないものの、地元民の心をつかんでやまない絶品グルメがまだまだある! それを探るべく、今回本誌は、“自分だけが知る地元メシ”を地方出身の有名人に聞きこみ調査! どんな食べ物が出てくるのか、全国うまいものの旅へレッツゴー!

〈北海道〉

 まずはカニ、イクラなどの海鮮や乳製品をはじめ、うまいものの宝庫、北海道。旭川市出身で「安心してください〜」でブレイクしたお笑い芸人のとにかく明るい安村に話を聞くと、意外な一品を教えてくれた。「ぼくが地元に帰ったとき、無性に食べたくなるゲソ丼というのがあります」

 ゲソ丼とはイカゲソを天ぷらのように揚げ、丼からはみ出るぐらい盛りつけて、濃い天丼のタレをかけたもの。旭川市民が愛してやまない丼だという。「そば屋がイカ刺しで余った足を利用してゲソ丼にしたのが始まりらしくて、市内に何軒か出す店があります」(旭川市民)

 安村は小さい頃、電気屋だった父親と食べたゲソ丼の味が今も忘れられないという。「父は出張修理もしていて、僕もよくくっついて行ったんですが、お昼はいつも立ち食いそば屋のそばとゲソ丼のセットなんです。ボリュームたっぷりで働く男たちの丼って感じで、格好良くてね。イカゲソとはいえ、北海道で獲れたスルメイカだから、めちゃうまいんです」

〈岩手〉

 同じお笑い芸人でも1681年生まれと自称しているお侍ちゃんにとって、地元・盛岡と言えば福田のコッペパンだという。「福田パンは地元で有名なパン屋でしてね。大きなコッペパンに、あんバターやとんかつ、ハンバーグ、キーマカレーなどの具が入るんですが、60種類もの中から自分で好きな具を2種類選んで注文できるんです。文字通り盛岡のソウルフードです」

〈茨城〉

 茨城、埼玉、栃木、群馬などの北関東は、意外と知られていない、歴史に培われた独自の食文化が根づいている。生まれも育ちも茨城県の磯山さやかがイチオシする郷土料理は、そぼろ納豆とけんちんそばだ。「そぼろ納豆は切干大根が入った味つき納豆なんです。ホカホカのご飯に乗せてもおいしいし、おつまみとしても最高なの」

 けんちんそばは全国に広まっているが、実は常陸太田市のあたりが発祥の地。ここでは具だくさんのけんちん汁にそばをつけて食べる、つけ麺スタイルが伝統的な食べ方なのだ。磯山のオススメも“やっぱり、つけけんちんそばですよね”とのこと。

■元プロレスラー天龍源一郎の大好物

〈福井〉

 福井県勝山市で中学時代までを過ごした元プロレスラーの天龍源一郎は、地元に伝わるぼっかけが大好物だったという。「ご飯にかまぼこや三つ葉が入った出汁をかけて、海苔やワサビを添えたお茶漬けみたいなもので、地元では宴会の締めや小腹が空いたときによく食べていますね。中学2年の頃に身長が182センチ、体重82キロだった天龍さんも“おいしいから何杯でも食べられる”と好物で、このおかげで体が大きくなったといわれているほどです」(同市関係者)

 この郷土食のぼっかけに、別の具を加えるなどしてアレンジしたのが勝ち山ぼっかけ。市内の飲食店で食べることができる。

〈徳島〉

 本誌の表紙を飾ったこともあるGカップグラドルの園都は徳島県阿波市の出身で、子どもの頃によく食べていた竹ちくわを推薦。「竹にちくわを巻きつけて焼いたものですが、これに徳島名産のすだちと醤油をかけてかぶりつくと、プーンと竹のいい香りがして本当においしいんですよ」

 他にもあるか聞いてみたところ、豆玉なる答えが。「甘く煮た金時豆を入れたお好み焼きのことなんです。他県の人は驚くんですが、徳島ではこれが普通だし、実際に食べるとおいしいんだけどなあ(笑)」

■岩井志麻子は新鮮なカキがたっぷりのお好み焼き

〈岡山〉

 岡山県出身の作家・岩井志麻子に話を聞くと、まず出てきたのが備前名物というカキオコ。タピオカの親戚か何かかと思いきや、カキの養殖が盛んな日生地区の、カキが入ったお好み焼きのことだった。もともと漁師の奥さんたちが売り物にならない小さなカキや傷ついたカキを、お好み焼きに入れて食べていたのが始まりだという。「これが、いつの間にか地元の名物になったんですが、新鮮なカキがたっぷり入って、すっごくおいしいんですよ」

〈福岡〉

「ルネッサ〜ンス」で一世を風靡した、福岡市出身のお笑いコンビ・髭男爵のひぐち君。4年前にワインエキスパートの資格を取得し、確かな舌を持っているひぐち君は、福岡に帰ると必ず立ち寄る店がある。「福岡の人なら誰もが知るふきやというお好み焼き屋です。市内に6〜7店舗ぐらいあるんですが、大阪風、広島風でもない独特なお好み焼きなんです。まず、店員がフワフワ感なんてクソくらえとばかり、鉄板で焼かれるお好み焼きをヘラでパンパンと、これでもかと叩く。空気を抜いていくのが、ふきや流」

 こうして焼き上がったモチモチのお好み焼きに、黒くドロリとした秘伝のソースと自家製マヨネーズをかけて食べるんだとか。「これが中毒性がありましてね。がっつりとボリュームもあるので、食べ終えると“1か月ぐらいはお好み焼きはいいや”と思う。だけど、2〜3日もたつと、また食べたくなるんです。あ、こうして話をしてると食べたくなった。福岡に帰ろうかなあ(笑)」

■小島よしおのオススメ沖縄料理

〈熊本〉

 昨年3月、生まれ故郷・熊本に活動拠点を移し、地元テレビ局を中心に芸能活動をしている井出らっきょは、「馬刺しの本場・熊本でも飛び抜けてうまい専門店がある」と言う。「市内にある馬匠って店なんだけど、馬刺しはヒレ、バラ、ハツと部位ごとにいろんな種類があるんです。こないだレバーを食べたら、コリッコリしててね。うまいんですよ」

 また、幼い頃から親しんだ懐かしい味といえば、コレだという。「太平燕って書いてタイピーエンと読み、とんこつスープをベースに野菜や豚肉やエビ、春雨を入れた料理でね。熊本では給食にも出されるポピュラーな郷土料理なんだけど、市内にタイピーエンを出す店が何店舗かありますよ」

〈沖縄〉

 最後は沖縄県久米島出身で、子どもを中心に再ブレイクの兆しのあるお笑い芸人・小島よしおが勧める郷土の味。「沖縄には“くんち”という言葉がありましてね。根性とかスタミナという意味なんだけど、くんちをつける沖縄料理がいろいろあるんですよ」

 中でも、久米島の母親が作ってくれたくんち丼が、今も忘れられないという。「ご飯の上にトロトロに煮込んだラフティ(豚の角煮)とゴーヤ、それにキムチを乗っけて甘いタレをかけた丼なんですが、これがうまいし、スタミナがつくんですね。僕は毎日16時間ぐらい勉強して早稲田大学に受かったんですが、これも母のくんち丼のおかげだと思っています」

 どこで食べられるのか?「母が営んでいる沖縄料理屋オオ・ハッピーです。今も看板メニューなので、ぜひ食べてみてください!」

 趣旨からずれて宣伝のような……と訊ねたところ、「そんなの関係ねぇ!」と、力強く言い放った。(文中敬称略)

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