彼はキラキラ期より安定期のほうが好きらしいです

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彼はキラキラ期より安定期のほうが好きらしいです



男子と女子とでは、恋愛においてキラキラしたがる時期がちがいます。だから「付き合うまでは彼はすごくおもしろかったのに、付き合った途端、無口になって・・・・・・彼はわたしのカラダだけが目当てだったのかな?」と女子が悩むことになるのだけれど、でも彼はあなたのカラダだけが目当てなのではなくて、キラキラしたい時期がちがっているだけで、あなたのことが好きなんですよね。

■■「女子がいる日常生活」をほしがっていた彼

付き合う前、彼がすごくおもしろいことを言ってあなたのことを喜ばせてくれていたのは、「女子がいる日常生活」を彼がほしがっていたからです。男ひとりで毎日もさっとした暮らしをすることの味気なさとか悲惨さ、みじめさを、彼は男としてよく知っているからこそ、「女子がいる風景」がほしかったんです。だから彼は頑張って、あなたのことを喜ばせ、気を引き、どうにか交際にこぎつけました。

で、そこから女子はさらに彼氏に期待するでしょ?「付き合ったら、今度はどんなことをしてくれるのだろう」と。ふつうはそう期待しますよね。でも彼は、力尽きたわけでもなく、あなたのカラダだけが目当てなのでもなく、ごくふつうに当たり前のように、付き合う前に比べ、おとなしくなり、彼女であるあなたは「なんか期待外れだな」と思います。

なぜ彼はそんなふうに変化したのか?といえば、彼が切実に欲していたものは「女子がいる風景」であって、「ずば抜けてキラキラしている毎日」ではないからです。

■■人生におけるオプション

「女子がいる風景」の「女子」とは、誰でもいいから女子でありさえすればいい、ということではないんです。自分が好きな誰か、つまりあなたのことです。あなたと一緒に、非日常的なキラキラをやっていきたいと思っているのではなくて、あなたと一緒に「生きていきたい」と彼は思っているということ。

つまり、意外に思うかもしれないけれど、男子にとって誰かと付き合うというのは、生きることのベースをつくることなんです。女子ももちろんそう思っているのかもしれないけれど、どちらかというと女子のほうが「恋愛=人生のオプション」と割り切っているように思うんだけど、どうでしょうか?

キラキラしたデートがしたいと女子は言いますよね。たとえば彼と一緒に遊園地に行きたいとか、彼と一緒にインスタ映えするお店に行きたいとかと言いますよね。遊園地もインスタ映えするお店も、人生におけるオプションであっても、「それが人生そのものではない」ですよね。

■■だから男子は、彼女ができたら、恋愛を生活の中に織り込もうとします

女子だって、彼氏がいない生活に心底イヤになることがあるのかもしれないけれど、でも女子は彼氏がいないほうが男子と遊びやすいとか、いろいろ「彼氏がいないことのメリット」ってあるでしょ?たとえば「女子旅」が30%OFFだったりするし。でも「男子旅」を30%も値引いてくれる旅行会社ってないからね。女子よりも切実に、恋愛に人生の根幹を求める男は、先に書いたように、女子がいないと毎日がかなり味気のないものになって寒々しくなってしまうというのを、イヤと言うほど知っています。だから男子は、彼女ができたら、恋愛を生活の中に織り込もうとします。

つまり、キラキラしたデートばかりをことさら求めるのではなく、「休日のたびに彼女を自分の部屋に呼んで、彼女を放置したままスマホでゲームをする」みたいなことになるんです。もちろんそれは決して褒められた行為ではないけれど、女子から見て「彼女を放置したままこいつはなにをやってるの?」と思える彼の行為とは、「安定した愛が確実におれの生活の中に織り込まれているというのを確認したがっている行為」なんです。

だから、「付き合った途端、彼の態度が冷たくなった」というのは、彼にしてみれば「安定した愛を得ることができてよかったと思っている=彼女のことが好き」ということなんです。

が、まあそれでは彼女として納得しないと思うので、ときには彼の腕をひっつかんでキラキラした場所に彼を連れて行くといいです。そしたら、意外な場面で彼はあなたと一緒にすごくキラキラしてくれます。それがいついかなる場面なのかについては、機会があれば別の項でお話します。(ひとみしょう/文筆家)

『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)

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