彼が愛してやまないのは、「俺を不安にさせないでくれる彼女」 (2/2ページ)
いわば「不安にさせるテクニック」というのは、自分の親の目の前で、「お母さん、私、誘拐されるかもしれないよ。心配?」と聞くのと同じです。これを言われてあなたのお母さんが心配するのは当然です。親なんですから。でもこれを機に、「娘のことがもっと愛おしく感じるようになったの」なんてことはないんです。■■睡眠妨害に近いんだぜ?
単に「愛」を獲得することはできないだけならまだしも、「彼を不安にさせるテクニック」には大きな副作用が伴います。
私に言わせれば、「不安にさせることで気を引くテクニック」って、あなたの目の前で幸せそうな表情で安らかに眠っているあなたの恋人の頬を思いっきり「バシンっ!」とビンタをして叩き起こして、「ねえ、私のこと好きだよね?」と聞き、びっくりした彼が「う、うん好きだけど。急にどうしたの・・・・・・? 痛いし、眠いよ・・・・・・」と答えるのを聞くや、「そっか。よかった。ううん、ふと気になったから聞いただけだよ。邪魔してごめん、また寝ていいよ」というのを、睡眠中に1時間おきに繰り返すことと同じです。
好きな人と付き合っているのって、夢心地で、平和です。「俺と君とは、お互い好きだよね。愛し合ってるし、ずっと一緒だね」という感覚って、ちょうどいい温度の部屋で、超気持ちよくお布団にくるまれてお昼寝をしているのと同じ状態。人生の内で、それくらい幸福な時間なんです。
それを、「私と付き合っているということは、私のことが好きということで、私のことが好きということは、私が浮気をしそうになったら不安になるということだよね?」という小学生レベルの、答えが明らかな質問をするためだけに、その超気持ちいいお昼寝を妨げるほどの強烈な打撃です。そんな人がいる場所では、普通、誰もずっと寝ていられません。「ぐっすり寝たいから、他のところに移動しよう」といつか我慢の限界を迎えます。
反対に、これを一度もやらない人というのは、いつまでも恋人を、その幸せな眠りの中で楽しませてあげられる人です。一度も起こさずに、ずっと夢を見させてあげられる人。そういう人のそばであれば、いつまでも、少しの不安もなくぐっすり熟睡できる。シンプルだけど、これが「俺を不安にさせないでくれる彼女」の付加価値のすさまじさです。(遣水あかり/ライタ-)
(ハウコレ編集部)