サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「レッドジェニアルが能力発揮」 (2/2ページ)
難解ではあるが、イチオシしたいのは、レッドジェニアルだ。
秋初戦となった神戸新聞杯は、サートゥルナーリアに完敗、4着に敗れたが、これだけで見捨てるわけにはいかない。春の京都新聞杯を勝っており、続くダービー(8着)でも、しまい強烈な末脚で勝ち馬とコンマ8秒差の勝負を演じている。能力が高いのは確かなのだ。
しかも前走の神戸新聞杯は、ダービー以来4カ月ぶりの実戦で、体重が前走比12キロ増と重め残りの仕上がり状態だった。それでいて勝ち馬と1秒差、2着ヴェロックスとはコンマ5秒差なら捨てたものではない。十分巻き返せる、とみるべきだ。
休み明けを使われたことで、この中間は順調そのもの。馬体は締まって張りがあり、大幅な良化ぶりをうかがわせている。ならば狙っていいのではないか。
父キングカメハメハはダービー馬で、母の父マンハッタンカフェは菊花賞、天皇賞・春の勝ち馬。長丁場はドンと来いである。
近親、一族にはスズカコバン(宝塚記念)、リキエイカン(天皇賞・春)がいる程度で取り立てるほどの血統ではないが、世界的名種牡馬ミスタープロスペクターの3×4の近親配合馬(奇跡の血量)というのは、なんといっても魅力。よほどの道悪にならないかぎり、大きく狙ってみたい。