これぞ江戸の味!箸が進む進む「柳ばし 小松屋」の佃煮が絶品
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佃煮
昔からごはんのお供として日本人に親しまれている佃煮。かくいう筆者も白ごはんに佃煮さえあれば充分、いやむしろ白ごはんと佃煮だけでいい・・・!というほどの佃煮好きです。
今回はJapaaan読者の皆様には一度はご賞味いただきたい、江戸の味を現代に伝える素晴らしい老舗の佃煮屋さんをご紹介します。
季節の佃煮 柳ばし 小松屋さん両国橋の西詰めを少し北にあがると、神田川にかかる柳橋という小さな橋があります。その柳橋のたもとに、その老舗佃煮屋さんは静かに佇んでいます。その名も「小松屋」さん。
江戸の昔から芸者衆が多く行き交う花街として賑わっていた柳橋周辺において、明治14年から船宿を営んでいたという小松屋さん。柳橋で舟遊びに興じるお客さんに、おみやげとして佃煮や鮒のすずめ焼きを提供したのが始まりなのだとか。
とても趣深い姿を現代に伝えている小松屋さんは、その佇まいを一見するだけでも非常に貴重な価値がありますが、その神髄はやはり自慢の佃煮にありました・・・!
気になる佃煮のお味は・・・?今回筆者は、あさりを1つ1つ手でむいて作るという人気商品「手むきあさり」をはじめ、5種類の佃煮を入手いたしました。
今回は「手むきあさり」を賞味することといたします。容れ物はなんと趣き深い曲げわっぱ。開けると濃い茶色に煮詰められた美味しそうな佃煮が!見ただけでわかる。これは名品だ・・・!
矢も楯もたまらず、お箸で少しだけつまんで白いごはんに乗せて・・・。さっそくいただきます。
口に運んだ瞬間、ほほう、とうなずいてしまいました。意外なほど、甘くないのです。醤油と砂糖、みりん、しょうがで味付けされているようですが、醤油がしっかり効いていて、砂糖は余計な主張をしていません。
そして後から追いかけてくるしょうがの豊かな香りとピリッとした清涼感。自分でも気づかないうちにもう一口、もう一口、とますます箸が進みます。
これ、やばいかも・・・!
すぐに小松屋さんの佃煮のとりこになってしまいました。今回ご紹介した手むきあさりは4~10月限定商品です。まだご賞味ない方は、ぜひお早めにご賞味あれ。
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