空港のセキュリティーチェックで、スーツケースを開けたら飼い猫が混入していた件。夫婦びっくり
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猫は、段ボール箱の中に入ったり、狭い戸棚に体を押し込めたりするのが大好きだ。それはスーツケースも例外ではなく、「一緒に連れてけ」とストライキを起こしたり、愛用のぬいぐるみを入れて「持ってけ」と飼い主に命じたりする猫もいる。
このほど、休暇の為に向かった空港で、セキュリティ検査で引っかかった夫婦に予想外の出来事が起こった。
なんと、夫妻の飼い猫がスーツケースにこっそり忍び込んでいたのだ。
・空港のセキュリティ検査で空のスーツケースが引っかかる
10月16日の朝、マン島に住むニック・クールさんとヴォアレイさん夫妻は、ニックさんの40歳の誕生日祝いをニューヨークで過ごすため、空港へ向かった。
夫妻は、ニューヨークからお土産をたくさん詰めて帰ろうと予定していたため、手荷物のスーツケースの1つをほぼ空っぽ状態にしてあった。
しかし、空港のセキュリティ検査でそのスーツケースをX線用のベルトコンベアに乗せたところ、セキュリティに引っかかった。
夫妻は空港職員に列から外れるよう指示され、取調室に促された。
この時点で、2人の不安は大きく膨らんだ。というのも、職員らはセキュリティを通したそのスーツケースの持ち主が、ニックさんとヴォアレイさんのものであるか何度も確認に来たからだ。
・スーツケースの中に飼い猫が忍び込んでいた
取調室で待たされている間も、空のスーツケースのどこが問題なのか頭を抱える夫妻だったが、ヴォアレイさんは職員に「まさか猫じゃないですよね」と尋ねた。
しかし事実として、空港職員は、セキュリティを通して生きた猫が入っていることを確認し、激しく困惑したようだ。
その猫は、夫妻が飼っている3匹のうちの1匹で、キャンディーという猫だった。
・バッグや箱に入るのが大好きなキャンディー
後の取材で、ニックさんは次のように話している。
実際に、私たちの飼い猫がスーツケースの中に入っていることを知った時には、激しいショックを受けました。
特にキャンディーは、バッグや箱に入るのが大好きなんです。きっと出かける直前にスーツケースに入り込んだのでしょうが、空港に来る途中でも、猫の鳴き声は全く聞こえなかったし、まさか猫が入っているなんて思いもしませんでした。
手荷物には土産をたくさん詰めたかったので、最初からほとんど空にしてありました。だから空港でも、検査の前にわざわざ開けて確認しなかったのです。
きっとキャンディーには、別のアイデアがあったのでしょう。
猫が入っていると言われショックを受けた後、次に空港側はその猫をどうするのかとたまらなく不安になったのですが、幸いにも私たちは起訴されず、職員らは猫を家に戻すように迅速に手配をしてくれました。
妻の父バリーが、急いで空港にキャンディーを引き取りに来てくれたので、私たちはなんとか予定のフライトに乗ることができました。
現在、夫妻はニューヨークでのホリデーを満喫中とのことだが、キャンディーはバリーさんに無事に家に連れ帰られ、きちんと世話をされているという。
このニュースを知った人からは、次のようなコメントが寄せられている。
・きっと、猫はスーツケースに入って「よし、入る。座る。飛ぶ」って思ったんだろうな。笑
・どうやったら猫が偶然スーツケースに入るの!?気付かないなんてあり得るのかしら。私も大の猫好きだけど、普通気付くわよ。
・私の猫もスーツケースが大好きだからわかる。いつも昼寝にそこに入りたがるの。
・面白い。きっと猫も連れて行ってほしかったんだな。
・そんな猫が、たまらなくかわいい。
References:Mteroなど / written by Scarlet / edited by parumo