いまは、「その時」じゃないから。彼氏とケンカしても別れてはいけない (2/2ページ)
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今夜はちょっと、恋の話をしよう
では別れのタイミングは?価値観が彼と合わないとわかった時?価値観が合わなくてもズルズルと付き合い続けているうちに、価値観が合わなくてもそれなりに彼氏・彼女としてうまくやっていけそうに思えることだってありますよね。
じゃあ、よく言われる「エッチの相性が合わないとわかった」時?エッチの相性が合わなくても結婚しているカップルって世の中にたくさんいますよね。
どういうきっかけがあれば、あるいはどのようなタイミングで人々は別れているのか?これは交際をスタートさせるきっかけを考えるより、むずかしい問題です。
ただ、1つ言えることは、本当に彼氏とお別れしなくてはならない時が訪れるということです。あなたがいかに彼のことが好きだろうと、また、彼がいかにあなたのことを愛してくれていようと、本当に別れなくてはならない時がやってくるのです。
よく「時間が解決してくれる」という言い方を聞くでしょ?時間って、ふたりの間のトラブルを解決してくれる「いいヤツ」でもある反面、ふたりを本当に(他人より遠く)引き離す天才でもあるのです。
つまり「いつ別れようかな」とか「彼とこんなにマンネリになっているのだから別れたほうがいいのかな」とかと考えることって、言ってみればホットミルクの上にうっすらとできる膜みたいなものです。その膜の下は、時間の流れというわたしたちの意思ではどうにもできないもので満たされていて、「そいつら」が、あなたと彼の間を音もなく静かに、おそらくは永遠に引き裂くのです。それが本当の別れです。
だから、彼と別れたいと思っても、まずは別れないという選択をしておくべきなのです。別れずにダラダラとやっておく。そしたらホントに別れなくてはならない時が、来るときは来て、そのタイミングで別れるから「きれいに」お別れできるのです。そのタイミングの前に別れるから、みなさん別れてはくっつき、また別れてはくっつき、を繰り返すのです。(ひとみしょう/作家)
『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)