妻をレイプした犯人の性器を切断した夫、レイプよりも重い罪に 悲惨な事件に同情の声も (2/3ページ)

リアルライブ

もっと厳罰化すべき」「女性が夜道を1人で歩くのが悪い」「レイプ犯への罰則は性器切断や去勢で決まり」といった様々な声が挙がっていた。

 ネットの声には、レイプ犯に対する刑罰が軽すぎるのではないかといった意見が多く寄せられていた。では、日本のレイプ犯罪の罰則は諸外国と比べてどうなのだろうか。

 大阪弁護士会のHPによると、日本では2017年7月の刑法改正に伴い強姦罪は「強制性交等罪」に名称を変更。法定刑は懲役5年以上20年以下だという。

 2019年2月に発表された、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウの「10か国調査研究 性犯罪に対する処罰 世界ではどうなっているの?」によると、日本の強制性交等罪に当たるレイプ罪の法定刑は、スウェーデンが2年以上6年以下の拘禁刑、ドイツが6月以上5年以下の自由刑、フランスが15年以下の拘禁刑、また、韓国ではレイプした者は3年以上の有期懲役に処されるという。

 これを見ると、日本は諸外国に比べレイプ犯罪の罰則が強化されているようにも思える。しかし、同NGOによると、強制性交等罪の成立には「暴行又は脅迫を用いた」性行為であることが要件になるという。これに対し、イギリス、米国・ニューヨーク州、ドイツなどは暴行や脅迫等がなくてもレイプ罪が成立し、暴行や脅迫等の要件を求める国でも、日本よりレイプ罪の処罰対象が広いそうだ。

 レイプ犯の身体的な傷は完治する可能性がある。しかし、レイプ被害者の心の傷は一生癒えることがなく、レイプ犯罪の罪は深い。

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