ビュッフェキャリアを実践。「起業家」で「会社員」で「助教」な私のご褒美とは (2/2ページ)
日々、自分がいいなと思えることができている。そんな『自分なりの正解』を持てたことで、人と比べない自分になれました」
でも「10年後の自分が何をしているかはまだわからないです」と正能さんは軽やかに笑います。
「これからも、働くことだけでなく、家族や友だちのことも全部含めて、これからの人生を考えていきたい」。まだまだビュッフェのお皿は盛りだくさんになりそうです。
■「牛テールおじや」は新人時代の自分に戻れるご褒美メニュー
現在のことや未来のことを考える日々を送ると、どうしても過去のことはなおざりにしがち。それでも、「過去の自分も大事にしたい」と正能さんは話します。
「茗荷谷焼き肉 和 赤坂」の牛テールおじやは、昔の会社の仲間と食べる、ほっとするご褒美です。当時の仲間と鍋をつつくと、柔らかな気持ちで時間を過ごせるとのこと。いいことがあった日にも、なかなかうまくいかないことがあった日にも、気の知れた仲間と食べたくなる、そんなご褒美メニュー。焼肉屋さんの締めメニューでありながら、これを食べにお店に行っていると言っても過言ではないのだそう。
「私は仕事柄、モノづくりの現場に関わる機会が多いのですが、お客様にとって、モノの価値のひとつには、“いかに手間をかけてもらっているのか”ということがあると思うんです。この牛テールおじやは、見るからに手間がかかっていて、自分では絶対につくれません。だからこそ、手間をかけてもらったことに感謝して、おいしく楽しくいただいています」と正能さん。
家族や友人と過ごす時間もビュッフェキャリアの大事な要素。友人とつつきあう牛テールおじやとその時間も正能さんにとっては大事なビュッフェの一品なのですね。
(取材・文:舛廣純子、イラスト:ヤベミユキ)