コーヒー洗髪で育毛!?「ハゲに効く食べ物」 (2/2ページ)

日刊大衆

一方、納豆をはじめとする大豆製品に含まれる、大豆イソフラボンがいいという説もある。「大豆イソフラボンに、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあるのは確か。そこで口からではなく、肌に塗る大豆イソフラボンを主成分にした、ムダ毛予防の抑毛ローションがいろいろ出ています。エストロゲンには毛髪を生成する役割もあり、一定期間決まった量をとると育毛に役立つという研究もあります」(科学ライター)

 ただし、ほどほどに。前出の板羽氏も、こう注意を呼びかける。「不足も問題ですが、いくら効果があるからと、1つの食品に偏るのもダメ。亜鉛にしても、サプリでとり過ぎると銅との摂取バランスが崩れ、逆に脱毛を起こすこともあります」

■コーヒーや唐辛子も効果的

 さて、いよいよ大注目の画期的なニュースとは!? 今年6月、海外のあるネットニュースが報じた。それによれば、コーヒーに含まれるカフェイン成分が新しい毛母細胞の出現を促進するなど、さまざまな育毛効果があることが、ドイツの研究者たちにより分かったという。ただし、有効成分をコーヒーからとろうとすると1日60〜80杯程度飲む必要があるので、頭皮に直接コーヒーを塗る必要があるという。

「従来、コーヒーをとりすぎると皮脂の分泌が多くなり、フケが増え、逆に毛髪の成長を妨げるといわれていたんです。ただ、私も最近、ドイツのイエナ大学のピーター・エスルナー教授が、そういう説を唱えていたことは聞いていました。ドイツでは、そのためのカフェイン入りシャンプーも発売されていますよ」(前出の板羽氏)

 板羽氏はすでに昨年11月、非常勤講師を務める石川県の理容美容学校で、コーヒーを使うシャンプーの授業を実施してもいる。「お湯の代わりにコーヒーでシャンプーを泡立てる。ゴシゴシ洗うのではなく、頭皮を揉むようにすると毛根にカフェイン成分が十分浸透してベター。その直後に養毛剤を使えば、より効果的でしょう」(前同)

 従来の常識を覆すといえば、唐辛子もコーヒー同様の理由から育毛に良くないといわれていた。ところが、これまた最近の研究で、含有成分のカプサイシンがいいとの説が。

「発酵食品のヨーグルト、みそ、それも大豆成分にも同じ働きがあるとの研究報告もあります。だとすれば、キムチ納豆などベストかもしれませんね」(前出の科学ライター)

 以上を参考に、ぜひ、80歳までフサフサを目指していただきたい。

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