十代の頃の性格や過ごし方と将来的な認知症のリスクに関連性があるという研究結果(米研究) (2/3ページ)
・1960年代に高校生だった人を対象とした大規模調査
全米研究インスティテュート(American Institutes for Research)の研究グループは、1960年代にアメリカの高校生8万2000人を対象に実施された性格テストを調査した。
性格テストは、高校生の性格を「外交性」「共感性」「衝動性」「リーダーシップ」「活力」「穏やかさ」「几帳面さ」「文化性」「自信」「成熟性」の10項目で評価するものだ。
このときの高校生は、2011~2013年の時点で70歳近くになっている。そして、その年齢までに2500名以上が認知症を発症していた。
・十代で成熟し、活動的に過ごしていた人は認知症になりにくい
その一方で、穏やかさ、成熟性、活力の項目が高く評価されていた人は、認知症を発症しにくいこともわかった。穏やかさと成熟性が高かった人では10パーセント、活力が高かった人では7パーセント発症率が低かったのだ。
ちなみに「穏やかさ」はストレスを感じさせる感情からの影響の受けにくさ、「成熟性」は責任感と信頼性、「活力」はエネルギッシュな性質を表したものだ。

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・性格以外にも家庭の経済力も影響
なお、認知症のなりやすさについては性格以外の要因も知られている。