【写真あり】11年連続国内売上シェアNo.1のデジタルデータリカバリーが台風19号で水没し泥を被ったサーバーのデータ復旧に成功 (3/5ページ)
②電源の入り切りは厳禁
機器引き上げ後、電源が入るかを自身で試すのは厳禁です。なぜならば、HDD障害のなかでも最重度障害である「スクラッチ障害」を引き起こす危険性が高いためです。
通常状態では、機器の電源を入れると、HDDの内部でデータを読み取る磁気ヘッド(レコード針のような部品)が、データの書き込まれているディスク上を浮遊し、データの読み書きを行っています。
泥水や砂ぼこりが内部に紛れてしまうと、この磁気ヘッドとディスクの間に異物が入り込み、ディスクにひっかき傷をつけてしまうケースがあります。これが「スクラッチ障害」です。何度も通電を試すことでディスク上の傷が深くなり、最悪の場合データの取り出し自体が不可能となります。機器が動くかどうか焦る気持ちをぐっと抑えて、電源の入り切りは行わずに、そのままの状態で保管してください。
③水や精製水で洗い流さない
ご相談いただく方のなかには、自身で機器を解体し、付着した泥を水や精製水で洗浄される方がいらっしゃいますが、おすすめできません。水や精製水で洗い流すことで、表面上の汚れは取れたように見えても、目に見えない細かい汚れは付着したままです。また、専用設備がない状態だと、洗い流した後の後処理を正確に行えないため、結果的にHDDの腐食を進めることに繋がります。
デジタルデータリカバリーでは、水没や泥をかぶった機器の場合、専用の洗浄設備を用いて、物理復旧のスペシャリストであるエンジニアが1つ1つ手作業で汚れを落としています。自身で洗い流す前に、まずは専門業者へ相談してください。
④急な落雷・停電に備えた対策を
水没以外にも、台風時は急な落雷・停電に注意が必要です。突然切電されることにより、データが消失したり、作動していたシステムの停止や、機器が動かなくなるケースがあります。台風が接近している際には、事前対策としてデータのバックアップをとった上で機器の電源を切り、安全な状態で保管することが大切です。
通常、HDDの寿命は4~5年と言われています。