人間五十年…は昔の平均寿命じゃない?織田信長が好んだ幸若舞「敦盛」に唄われた真意とは (3/4ページ)

Japaaan

左が熊谷直実、右が平敦盛。歌川国貞「無官太夫敦盛 熊谷次郎直実」嘉永三1850年

こちらでは「下天」が「化天(けてん)」となっており、化天は先ほどの六欲天の下から二番目と一段階上がった世界で、時間の感覚もよりスケールアップ。

化天での一昼夜は人間世界の800年に当たり、住民の寿命は彼らの基準で8,000歳。一応計算すると、およそ23億3,600万年も生きるそうで、もう50年なんてほんの一瞬でしょう。

確かに、そのように途方もないスケールと比べれば、自分の悩みなどちっぽけに感じられるかも知れませんね。

まとめ

「昔は『人間五十年』と言ったけど、今じゃもう人間80年、いや100年だね……」

これまでにない長寿社会を迎えた現代日本では、そのような会話が時おり聞かれます。しかし下天や化天に比べれば、夢幻に変わりなく、50年が100年に延びたところで、人の世など実に儚いものです。

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