遊女たちが遊郭から出る唯一の道?簡単にはできなかった身請けシステムとかかった金額は? (2/3ページ)

Japaaan

「身請け」のシステムとは?

「身請け」という言葉は、歴史・文化としての吉原に詳しくなくても、時代劇などで耳にしたことのある方も多いでしょう。しかしそのシステムや手順については、あまりよく知らない方が多いのではないでしょうか?

遊女の多くは、貧しい農家などから身代金のかたに売られてきた娘でした。売られたときの身代金はそのまま遊女たちの「借金」となっていたため、彼女たちはそれを妓楼で働いて返さなければなりません。

ところが、借金には「利息」がつきもの。

さらに遊女たちの布団や装飾品などの必要経費も彼女たち自身の「借金」に加わっていったため「大人気の花魁であっても年季が明ける前に借金を返し終わるのは不可能」と言われていました。

そんな遊女の借金と身代金を馴染みの男性客が全て支払い、遊女の仕事を辞めさせて身柄を引き受けることを「身請け」といいます。

身請けしたい遊女がいる場合、男性客はまず妓楼の主にそのことを相談します。主からの許しが出ると、客は遊女の借金と身代金を支払いました。

身請けされた遊女の多くはその男性客の愛人となりましたが、読み書き・そろばんができる遊女の場合は地方の商人の妻となることもあったといいます。

身請けにかかる金額はどのくらい?

さて、遊女のランクにもよりますが、最高位の花魁(呼出)ともなると、1晩遊ぶ揚代だけで1両1分(約10万円〜)とかなりの金額でした。

そんな遊女を身請けするとなると、途方もないお金がかかったであろうことは、容易に想像できますよね。

「遊女たちが遊郭から出る唯一の道?簡単にはできなかった身請けシステムとかかった金額は?」のページです。デイリーニュースオンラインは、遊郭花魁江戸時代カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る