「自衛隊基地がある」生存できる街、「人殺しダム・堤防」がある街 (4/4ページ)

日刊大衆

万が一、イージス艦が敵ミサイルを撃ち漏らした場合は、航空自衛隊が運用するPAC3(パックスリー)という車載式の地対空ミサイルで、迎撃を試みます」(防衛省関係者)

 井上氏が言う。「PAC3の有効射程は、半径約50キロ。配備状況から、防衛可能なのは、東京などの政経中枢中心となります。大阪ですら“空白地域”になっているほどですからね。ただ、これは仕方がない話で、全国をくまなく守るためには、予算が圧倒的に足りないんです……」

 PAC3は車両で展開できるが、あらかじめミサイルのターゲット地点を把握して移動することは、事実上難しい。そのため、政府は“陸上のイージス艦”と呼ばれるイージス・アショアの配備を決定している。「イージス・アショアが稼動すれば、現状の約10倍の広範囲を防衛できます。賛否がありますが、“防衛格差”を作らないためにも、必要な装備と言えますね」(前同)

 天災のみならず、人災への備えも怠ってはならないのだ――。

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