ハラ永眠…ジョンヒョン、ソルリも「韓国アイドル自殺者多発」のナゼ?

日刊大衆

※画像はク・ハラのインスタグラムアカウント『@koohara__』より
※画像はク・ハラのインスタグラムアカウント『@koohara__』より

 韓国の女性アイドルグループ「KARA」の元メンバー、ク・ハラ(28)が11月24日、ソウル市内の自宅で死亡しているのが見つかった。突然の訃報に悲しみが広がっている。

 死因はまだ明らかになっていないが、現場からは身辺を悲観する内容が含まれた手書きのメモも見つかっており、警察は自殺の可能性が高いとみて調べを進めている。

 SNS上は「どうして」「またか…」とため息であふれた。古くは2010年6月、「冬ソナ」ブームをけん引したパク・ヨンハ(享年32)が自殺。父の介護や芸能活動のストレスが原因とみられているが、親日家としても愛されていた彼の訃報は当時、日本のファンに大きな衝撃を与えた。“ヒップダンス”で同じく多くの日本人に親しまれた「KARA」の元メンバー・ハラ死去の一報を聞いて、彼を思い出した人も多いだろう。

 近年では、2017年12月に男性アイドルグループ「SHINee」のジョンヒョン(享年27)が、そして、先月14日にハラの親友で元「f(X)」のソルリ(享年25)が自殺。ハラも含めると、2年足らずの間に3人ものアイドルスターがこの世を去ったことになる。韓国における著名な芸能人、とりわけK-POPアイドルの最近の自殺者の多さは少々“異様”に思える。

 原因はさまざま考えられるが、韓国芸能界におけるアイドルの過酷な環境が一因にありそうだ。10代のころから練習生として各事務所に所属し、数年間のトレーニングを経てデビューするパターンが一般的だが、「未熟さ」がウリの日本とは違い、歌唱力・ダンススキル・語学力・作詞作曲能力……求められるスキルの水準は高く、多岐にわたる。

 やっとデビューにこぎつけたとしても、熱しやすく冷めやすい国民性だけに、アイドルとしての“旬”は短い。そのわずかな“旬”の間も、次々現れるライバルたちとの苛烈な競争、私生活までストーカーのごとく追いかけ回す「サセン」と言われる過激ファンの存在、日本をはるかに上回るネット上の誹謗中傷と、息つく暇もない闘いが続く。

 近年特に韓国で問題になっているのは、SNSユーザーによる「悪質リプライ(=悪質な書き込み)」だ。先月死去したソルリも長年このネットバッシングに悩まされてきた一人で、自ら命を絶った原因とみられている。昨年10月に元交際相手からの暴行やリベンジポルノ被害を告白し、今年5月には自殺未遂騒動を起こすなど、精神的に不安定な様子を見せていたハラもまた、そうした“悪意の標的”となっていたようだ。

 K-POPアイドルの相次ぐ訃報を受け、多国籍ガールズグループ「TWICE」のファンからも「大丈夫かな」「もう芸能界やめて日本に戻って」と心配の声が上がっている。日本人メンバーであるミナ(22)が“不安障害”と診断され、7月から活動を休止しているからだ。

 2017年にはネット上にミナの殺害予告が書き込まれたこともあったが、“日本製品不買運動”など反日姿勢を強める昨今の韓国国内においては、日本人アイドルの立場はますます難しいものになっていくことが予想される。まずはしっかりと静養し、心身を整えてからの完全復活を待つべきだろう。

 何より、輝かしい未来があったはずの彼らの“これから”が見られないことが残念でならない。特にハラは、今年6月から日本に活動拠点を移し、心機一転リスタートしようとしていた矢先のことだった。若者たちの命が次々消えていく現状に、やるせない思いが募るばかりだ。

        この投稿をInstagramで見る                  

잘자

구하라(@koohara__)がシェアした投稿 - 2019年11月月22日午前10時04分PST

※画像はク・ハラのインスタグラムアカウント『@koohara__』より

「ハラ永眠…ジョンヒョン、ソルリも「韓国アイドル自殺者多発」のナゼ?」のページです。デイリーニュースオンラインは、パク・ヨンハミナソルリインスタグラム(instagram)ク・ハラエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧