三澤威「プロレスラーも多用するとっておきの筋トレグッズ」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

日刊大衆

三澤威「プロレスラーも多用するとっておきの筋トレグッズ」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

 前回に続いて、『新日本プロレス』のメディカルトレーナーで、元プロレスラーの三澤威さんとの対談です。前回は三澤さんの現役時代のお話から、数々の人気レスラーの裏話なんかも教えてもらいました。そんな三澤さんは、筋トレやエクササイズに関する著書やDVDも多数出されているんですが、今年、とっておきの筋トレグッズを発売されたんです。

ゆま「実は私が三澤さんとお会いしたかった一番の理由は、コレ。今、話題の『4D BODY MAKEチューブ』(主婦の友社)!」

三澤「アハハ、ありがとうございます」

ゆま「筋トレ用のゴムチューブは見たことあるけど、珍しい形をしていますね」

三澤「ええ。意外に思われますが、プロレスラーは昔からチューブを使ったトレーニングが多いんです」

ゆま「そうなんですか? なんか、ジムでベンチやマシーンで鍛えているイメージが強いですけど」

三澤「もちろん、ウエイトトレーニングも大事ですが、実はチューブ一つでも十分なトレーニングはできるんですね。たとえば腹筋。椅子に座ったままで結構ですので、太ももで挟んで、引っ張ってみてください」

ゆま「うっ……何、これ、結構キツい」

三澤「チューブの強度は3タイプありまして、今、麻美さんが使っているのは、ちょうど中間の強度です。女性の場合、一番強度の弱いチューブのほうがいいかもしれませんね」

ゆま「強度によって、色分けされているんですね」

三澤「はい。黄色が一番強めで、青は中間、緑は弱めです。心理学に基づいて色分けしてあるんです」

ゆま「え~!? 黄色が一番強いの、はどうしてですか?」

三澤「黄色は願望をかなえる色なんです。たとえトレーニングがハードでも、イイ体を手に入れたい人にはうってつけなんですよ。青は冷静さ、緑には安らぎを与える効果があるんです」

ゆま「ちゃんと考えてあるんですね。さらに面白いのが、セットについてるこのカード。トレーニングの際、自分でカードをめくり、そこに書いてある数字の回数をこなすってことですね」

三澤「はい。これは“プロレスの神様”と呼ばれるカール・ゴッチのトレーニング法でもあるんです。カール・ゴッチはトランプを使って、ハートならスクワット、クローバーならプッシュアップというように、トレーニングメニューを決めていたんです。そして、出たカードの数字の倍の回数をこなすんです」

ゆま「それは1回のトレーニングでトランプのカードを全部めくるんですか?」

三澤「もちろん。ジョーカーを2枚含めると54枚ですね。ちなみにジョーカーを引いたときは、50回です」

ゆま「三澤さんの作ったカードも、これ全部、毎回やらないとダメですか?」

三澤「いえいえ。そこは自分の体力に合わせてください。はじめのうちは5枚だけめくるとか、自分で決めてもらえれば結構ですよ」

ゆま「よかった。しかも、このカードには数字だけでなく、やる気を高める言葉も書いてあるんですね」

三澤「はい。トレーニングはメンタルも大事ですからね。プロレスの伝統を踏まえつつ、心理学や脳科学を取り入れたトレーニングとなっています」

ゆま「なるほど。それにカードをめくるのは、ちょっとゲーム性があって楽しいですね。さっそく、めくってみます。いきなり“12回”とか出ちゃいました(笑)」

三澤「やってみましょう」

ゆま「ううぅ……腹筋にも利くけど、これ別の部分も締まりが良くなりそう」

三澤「アハハ」

ゆま「もう汗かいちゃいました。いや、これは結構、キツいですね」

■チューブトレーニングは女性や中高年にもオススメ

三澤「チューブの良さは手軽にきっちり筋トレができることなんです。体を鍛えたいと思っても、いざジムに通うとなると、面倒くさい人も多いと思うんです」

ゆま「まさに、私がそうです」

三澤「かといって、自宅で腹筋やスクワットをしようと思っても、なかなかやる気が起きませんよね」

ゆま「そうですね。“さあ、始めるぞ”と気合を入れるまでが大変で……。その点、チューブはいいかも。目に見える所に置いておけば、座りながらもトレーニングできますもんね」

三澤「はい。女性はもちろん、中高年の男性の方にも、ぜひ試してもらいたいです。運動不足だけど、ジムに通うのは面倒という方には、チューブは始めやすいアイテムだと思います」

ゆま「週刊大衆の読者の方も50代以上の男性が多いんですけど、ボディメイクをするうえで、心がけることはありますか?」

三澤「常に今、自分がどういう“姿勢”をしているか、意識するだけで全然違ってきます。気づくと猫背になっていたり、だらしなく座っていたりしたら、姿勢を正そうとなるものです。そういうところから意識していくと、運動しようという気持ちにもなります」

ゆま「なるほど! 私もふだんから、もっと姿勢を意識しなきゃ」

三澤「頑張ってください。もう一つ、僕は“今がすべて”と考えるようにしています。将来を不安に感じたり、過去を悔んだりしても何も変わりません。今をハッピーに生きる。そのためにも体を鍛えて、健康でいたいと思っています」

ゆま「今日は、ためになるお話ばかりで、本当にありがとうございました!」(おわり)

みさわ・たけし 1969年11月28日生まれ。秋田県大館市出身。1989年、新日本プロレスに入団。同年11月22日にデビューを果たすも、12月の獣神ライガー戦で浴びせ蹴りを食らい、頚椎損傷の重傷を負う。リハビリを経て復帰するも、再度負傷し、現役を離れる。医療技術を学び、96年に新日本プロレスのトレーナーとなる。現在はトレーニング本の出版など、活動の幅を広げている。近著は『4D BODY MAKEチューブ』シリーズ(主婦の友社刊)。

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