お酒やお風呂は?「トイレ問題」一発解消法
夜中に何度もトイレに起きる、朝顔の前に立ってもなかなか出てくれない――中高年男性にとって“オシッコ問題”は切実な悩みだ。「そういった症状は、加齢に伴い、男性ホルモンの分泌が変化し、前立腺が肥大することが主な原因です。他にも、オシッコをしても、どうもスッキリしない(残尿感)、急に強烈な尿意が襲ってきてトイレまで我慢できず漏らしてしまう(尿意切迫感)などの症状が見られます」(泌尿器科医)
これを、“オトコの宿命で仕方ない”と思っていたら、ひどい目にあうという。東京・新橋日比谷通りクリニック院長で泌尿器科医の吉原秀樹氏は、こう話す。「排尿がスムーズにいかなくなると、膀胱結石ができやすくなったり、腎機能低下を引き起こしたりするんですが、気が滅入って、うつ病になったりするケースも、けっこう多いんですよ」
では、前立腺肥大症を重症化させないためには、どうすればいいのか?「お酒の飲みすぎは前立腺が充血して、むくんでしまうので気をつけてください。長時間のデスクワークや運転で座ったままだと、前立腺が圧迫され血行が悪くなるので、合い間に軽い体操をするのもいいでしょう。寒くなるこの時期は、入浴時は半身浴でぬるめの湯船にゆっくりつかったり、膝掛けや使い捨てカイロを使うなど、下半身が冷えて前立腺周辺の血行が悪くなるを防ぎましょう。ジョギングなどの適度な運動も血行が良くなるのでオススメです」(前出の泌尿器科医)
前立腺肥大といえば、最近、ノコギリヤシなどのサプリメントの効果が話題になっているが……。前出の吉原院長が、「科学的エビデンスはともかく」と前置きしてから語る。「これを試された患者さんの中には“オシッコの状態が改善した”という方も実際にいらっしゃいます。サプリメントの効果は個人差があるとはいえ、私は患者さんに“試してみるのもいいでしょう”とアドバイスしています」
日常生活に支障が出る症状になった場合は、サプリではなく薬に頼ることになるという。「前立腺や膀胱、尿道の筋肉の緊張を緩和させ、尿の通りをよくする薬や、男性ホルモンの働きを抑制して、前立腺を小さくする薬を併用します」(薬剤師)
薬でも症状が改善されない場合は、どうなるのか。「前立腺があまり大きくなると、手術が必要になるときもあります。なるべく早期に泌尿器科医に相談してください」(吉原院長)
少しでも悩みがあるなら病院に行って相談し、ベストな解消法を探りたい。