タモリや矢沢永吉、明石家さんまも…著名人いきつけの「激ウマ名店」

日刊大衆

タモリや矢沢永吉、明石家さんまも…著名人いきつけの「激ウマ名店」

 大物政治家や財界人、国民的スターといわれるアスリートや芸能人は確かな舌を持つ。彼らが愛した逸品大公開!

 各界の著名人たちが愛した、いきつけ店の極ウマグルメ。最初に紹介するのは、タモリ(74)、ビートたけし(72)、明石家さんま(64)の「お笑いBIG3」だ。まずは芸能界きっての食通で、その料理の腕もプロ並み。“本当にウマい一品を知る男”とも称されるタモリの行きつけとして有名なのは、東京・高輪の蕎麦店『手打ちそば夢呆』だ。「『笑っていいとも!』の放送後に、スタッフや曜日レギュラーのタレントを連れてよくやって来たのが、この店。素材の味を生かしたシンプルな仕事が、タモリ好みのようですね。14年3月放送の『めちゃイケ』の特番で、ナインティナインの2人と訪れて、“生ビールに一番合う”“衣のつけ具合が抜群”と同店の由比産さくら海老のかき揚げを絶賛していました」(テレビ誌記者)

 たけしは、下積み時代を過ごした浅草に、今も通う行きつけの店がたくさん。「珍しい鯨料理と牛煮込みが名物の『捕鯨船』は、売れない時代からの行きつけで、今も定期的に訪れては、若手芸人に食わせてやってと数万円をポンと置いていくといいます。他にも、もんじゃ焼きと関西風お好み焼きの『つくし』、喫茶店『ブロンディ』も有名。『ブロンディ』では毎朝、250円のモーニングセットを食べていたとか」(浅草お笑い関係者)

 さんまは、東京での番組打ち上げには、高級焼肉店『游玄亭 西麻布本館』を利用することで知られるが、大阪では鶴橋の大衆焼肉店『大吉』がお気に入り。「自家製の参鶏湯と、創業以来受け継がれてきた秘伝の特製生ダレが肉の味を引き立てると、広く日本中からお客さんが来るそうです。さんまの来店時の写真が目印になっています」(グルメライター)

 日本映画界の大スター、高倉健が愛したラーメン店『石川屋』があるのは、静岡県熱海市。「昔ながらの醤油ラーメンとオムライスが人気の老舗。健さんは、亡くなる10年ほど前までよく通っており、先代のマスターが亡くなられてからも、命日には必ず健さんから花が送られてきたといいます。今も店には、健さんと、店の皆さんで撮った写真が飾られていますよ」(映画関係者)

 伊豆にあったという別荘で過ごす際の楽しみの一つだったのかもしれない。

 お次は、『男はつらいよ』シリーズの寅さんを演じた渥美清。愛したのは、シリーズ第40作『寅次郎サラダ記念日』の舞台になった長野県小諸市にある、創業200年超の小諸そばの名店『そば蔵 丁子庵』だ。「井出勢可さんという『こもろ寅さん会館』(閉館中)の館長さんとよく一緒に来ては、とろろ蕎麦を好んで召し上がっていただきました」(同店の女将)

■山口百恵は三浦友和とともに

 衰え知らずのロックンローラー・矢沢永吉(70)は、05年の『情熱大陸』(TBS系)でも「YAZAWAの行きつけ」と紹介した東京・赤坂の中華料理店『金葉庭』がお気に入り。

「ここで食事をするときは、ピータン豆腐と皿うどんを注文するとのことで、70歳でも現役バリバリの元気の源なんでしょう。今では、ファンの聖地となっているようです」(音楽関係者)

 7月にキルト作品集『時間の花束 bouquetdu temps』を発売し、20万部を超えるヒットとなった山口百恵(60)が年に数回、夫の三浦友和とともに夫婦で訪れるのは山梨県清里の森にあるペンション『LaVERDURA』だという。

「高原野菜をたっぷり使った料理を楽しみにやってくるそうですね。実は、ここは夫・友和の実姉の篠塚弘子さんが経営するペンション。友和もイメージ設計に関わったこともあり、86年のオープン時には“百恵ちゃんのペンション”と注目され、ファンやマスコミが殺到したそうです」(女性誌記者)

 歌手で女優の仁支川峰子(61)が「28年のつきあいですね」と話すのは、東京・代々木八幡『せきぐち亭』。「店の雰囲気は、チェックのテーブルクロスがあるような、昔ながらの洋食屋さん。私はハンバーグに、お願いして目玉焼きを乗せてもらっていただいています。デミグラスソースがおいしいんだけど、ハンバーグ自体にも味がついていて、肉汁もたっぷりで、そのままいけちゃうおいしさです。先代と二代目が一緒に厨房に入ってらして、しっかり味が受け継がれているのがうれしいんです」

 他にも多くの芸能人が常連だというから、思わぬ人に会えるかも!?

■スポーツ界では長嶋茂雄や松井秀喜が…

 スポーツ界からは、まずはミスター・長嶋茂雄(83)の行きつけを紹介。「東京・田園調布の大衆焼き鳥店『鳥鍈』。昔から家族で通っており、のれんの文字はミスターが書いたそうです。ここの鳥の煮込みは、ミスターのリクエストでジャガイモが追加されたことでも知られています」(スポーツ紙記者)

 世界の本塁打王・王貞治(79)が愛して通っているのは、福岡・六本松の中華料理店『您好!朋友』だ。「まるごとのピーマンがごろごろ入ったピーマン炒めやトマト・タマゴ丼が食べたくて、入院中にも病院を抜け出してまでやって来たという逸話も納得の味だそうですね」(スポーツ紙デスク)

 松井秀喜(45)の行きつけ店は、石川・能見の焼肉店『焼肉ゆうちゃん』だ。

「中学時代から家族で通っていた焼肉屋さん。プロ入り後も正月ごとにやって来ては、2階のふすまにサインや、“生涯巨人”、“サードやりたい”、“FAしないぞ”など、そのときの心情を綴っていたのも有名な話です。焼肉もおいしいですが、シメのラーメンや餃子のファンが多いそうですね」(前同)

 社会人ラグビー・神戸製鋼の黄金時代を築き、先のワールドカップの日本誘致に尽力しながら、16年に53歳の若さで急死した平尾誠二が、約30年通ったのが兵庫県神戸市の『MY-BAR(マイバー)』。

「カウンターの指定席で、いつもハイボール2〜3杯を飲んで帰ったといいます。神戸のノエビアスタジアム神戸も試合会場となり、優勝した南アフリカの試合も行われ、街は大盛り上がりとなったそうです」(同)

■天皇陛下はウイスキーを3本も!

 政財界からは、田中角栄がお気に入りだったという、東京・神田の庶民派中華料理店『興安楼』を紹介。ベテラン政治記者が語る。

「首相時代、出前を頼んでまで食べたというのが、ここの餃子。醤油や酢をつけなくても、皮と具のおいしさで、いくらでも食べられると、定番の人気メニューとなっているそうです」

 最後はなんと、天皇陛下(59)の愛したお店。学習院大学大学院時代に足を運んでいたのが、東京・目白のイタリアン『マックスキャロット』だ。即位された5月以降、お客さんが激増しているという。

「皆さん、陛下がよく召し上がられていたポテトグラタンと若鶏の唐揚げガーリックソースを頼まれますね」(同店店員)

 パクチーが効いていて、甘酸っぱいソースのジューシーな唐揚げは、まさに極上。元店主の坪井明人さん(70)にも話が聞けた。

「お酒がお強くて、ご学友と訪れては鶏の唐揚げを肴に、ウイスキーを嗜んでいらっしゃいました。ご学友たちとロバート・ブラウンを3本も開けてもまったく顔色が変わりませんでしたから、相当お強いようでした。私はいつも厨房にいましたが、陛下がいらっしゃったときに、たまたまフロアに出ると、“結構なお味ですね”といったことを言ってくださり、お優しい方だなと思いました」

 どの名店も、大物たちに愛されるだけの理由がある。

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