華やかな芸能界で活躍していても、交友関係は地味な人がいる。どうして友達を作らないのか、その理由を調べてみた。

　モデルの“みちょぱ”こと池田美優は、１１月２日放送の『あちこちオードリー～春日の店あいてますよ？』（テレビ東京系）で、「仕事が終わるとすぐに帰宅し、そのまま家にひきこもる」と明かしていた。

　家ではオンラインゲームを楽しんだり愛犬と遊んでいるそうで、みちょぱは「芸能界で友達はほぼ作らない」とキッパリ。ＭＣを務めるオードリーの若林正恭（４１）が「（共演したタレントと）友達になっちゃわないの？」と問うと、プライベートで遊ぶのはモデルの藤田ニコルぐらいで、「あんまり深い話をしないんで。私も芸能人は信用していない」と、芸能人の友達を作らない理由を説明していた。

　嵐の大野智（３８）は、女性雑誌『ＭＯＲＥ』（集英社）の１４年６月号に掲載されたグラビア＆インタビュー記事で、たとえ友達だと思っていても秘密を守ってくれない人もいて、「友達って存在が難しい」と交友関係についての葛藤を告白していた。「大切なことは絶対に言わずに、自分の中で守ろうって思った」「友達はひとりでもいい。ひとりは極端だけど、すごく少数でいいかなって」と語っている。

　また、今年の７月１１日放送の『ＶＳ嵐』（フジテレビ系）では、松本潤と俳優の三浦春馬の関係が話題になり、松本は「連絡先は知ってる、もちろん」と三浦とは友達だと主張した。しかし大野は「連絡先交換して、もうそっから友達なの？」と納得のいかない様子で、松本と三浦春馬が友達であるかどうかについてこだわっていた。

■大野智の唯一の友達はあのお笑い芸人

　ここで相葉雅紀（３６）が「友達は何人いる？」と問うと、大野は「５人」と回答。二宮和也が５人のうち４人は嵐のメンバーであるとツッコみ、残る１人について「竜さんね」と、ダチョウ倶楽部の上島竜兵であることを確認すると、大野は「そうそう」と、芸能界でメンバー以外の友達は上島だけということを認めていた。

　今年公開の映画『キングダム』など数々の話題作に出演している、イケメン俳優の本郷奏多は、１７年１２月９日放送の『メレンゲの気持ち』（日本テレビ系）で、撮影現場では共演者とあまり話さないと語り、「本当に友達がいなくて、神木隆之介くんだけは唯一、同業の友達ですね」と明かした。

　また、仲良くなれないタイプを問われると、本郷は「キラキラした人たちが僕たぶんちょっと苦手でして。なんか“俺、俳優だぜ”みたいな若手の人たちはちょっと……」とコメント。目が悪くないのに丸ぶちメガネをかけたり、大きいハットをかぶったり、黒い大きなコートを着て存在感をアピールするなど、苦手なタイプの例を具体的に挙げ、スタジオの笑いを誘っていた。

　生き馬の目を抜くような芸能界で、心を許しあえる友達を作ることは、ナイーブな人には難しいのかもしれない。しかし、友達が多いから偉いというわけでもない。それぞれが心地よければ良いのではないだろうか。