野球日本代表「東京五輪金獲り」血風秘策 (4/5ページ)

日刊大衆

オリンピックならなんでもかんでも、すべてやりたいという気持ちがあった。(中略)病気でもね、絶対出られるだろうと。僕はそういう気持ちでいましたよ。けがしても、病気になっても、絶対にオリンピックには出られる、というつもりでいましたからね。最後の最後まで行くつもりでいたの〉

 惜しくも銅メダルに終わったアテネ五輪だったが、長嶋氏は脳梗塞で不自由な体で成田空港まで出向き、帰国した選手一人一人をねぎらったという。

■侍ジャパンは日の丸の重みを理解し…

「06年の第1回WBCで代表を率いた王さんも、すさまじいプレッシャーと戦っていました。見事、優勝を果たしますが、大会後、“もう二度と代表監督はやりたくない”と言っていましたから。王さんも大会後に胃の摘出手術をやっています。まさに、命がけで指揮を執っていたわけです」(前出のベテラン記者)

 稲葉監督には、重圧をはねのけるタフなメンタルを身につける必要があるのだ。

 もう一つ、稲葉監督が留意しなければならないのが、「辞退者を出さないこと」だという。

「WBCの監督を引き受けたはいいが、辞退者が相次ぎ、王さんの考えるベストメンバーを組めなかった。王さんの側近が、“約束が違うから、監督を辞退しましょう”と助言したくらい。最大の誤算が松井秀喜(ヤンキース)。代表選手発表の日、“欠員1名”と松井枠を設けてギリギリまで待っていたが、思いは通じなかった。松井不参加で、王監督はパワー野球から“スモールベースボール”に戦術を切り替えざるをえなかったわけですからね」(前同)

 王氏は大会後、NPBにこう咆哮したという。「代表監督を、専任監督制にしなければダメだ。加えて、辞退者が多すぎるから、NPBはきちんと対処してほしい!」

 辞退者が相次げば、ベストオーダーが組みにくくなる。選手たちも日の丸の重みを理解し、侍ジャパンにはせ参じてほしいものだ。

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