サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ジェラペッシュが頂点に立つ」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ジェラペッシュが頂点に立つ」

 2歳女王の座に就くのはどの馬か。今週のメインは2歳牝馬による阪神ジュベナイルFだ。

 リアアメリア(アルテミスS)、レシステンシア(ファンタジーS)、そしてウーマンズハート(新潟2歳S)の3頭の重賞勝ち馬が人気を分け合う形。いずれも2戦2勝の土つかずで、実績から最有力候補とみられて当然だ。

 しかし、どうだろう。ウーマンズハートは3カ月半ぶりの実戦。ハナからここを目標としており、「乗り込み量は十分」(西浦調教師)だそうだが、やはり仕上がり状態は気になるところ。また、リアアメリアはアルテミスSが前走比20キロの体重増での競馬だっただけに、2走ボケの不安がある。

 そしてレシステンシアだが、スピード豊富も強烈な決め手があるわけではなく、これまでの2戦から1ハロン延びるマイル戦の距離でどうか、の懸念がある。

 というわけで、3頭とも絶対視するわけにはいかないのだ。

 しかも多頭数競馬必至のGI戦で、ハナから激しい流れが予想されるうえ、伏兵視される馬も多い。簡単に人気どおりに決まるとは思いがたい。

 まず、データをひもといてみよう。02年に馬単が導入されて以降、これまでの17年間、その馬単での万馬券は4回(馬連は3回)。しかしこの間、1番人気馬は6勝(2着2回)、2番人気馬は2勝(2着3回)。1、2番人気馬のワンツー決着は、わずか2回。過去のデータでも明らかなように、波乱含みのGI戦と捉えていいのではないか。

 穴党としては当然、伏兵陣に目をつけてみたい。最も期待を寄せたいのは、ジェラペッシュだ。

 まだ1勝馬の身で、前々走のサウジアラビアロイヤルCでは4着と完敗している。しかし、この時は未勝利戦勝ちから一息入ったあとの競馬で、レース前のイレ込みがキツく、スムーズにスタートが切れなかった。それでもレコード決着の中、しぶとくしまい伸びてきたことを評価したい。

 それに前走の赤松賞は、高い素質をうかがわせた一戦だった。

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