学割や冬のバーゲンはうれしいけど、企業にもメリットはあるの? #もやもや解決ゼミ (2/3ページ)
バーゲン価格でも企業はもうかる?
バーゲンになると3・4割引、半額など、商品を大幅に値下げして販売しますが、企業はきちんと経営に不利にならないように計算しているはずです。割り引いても薄い利益が出る、また在庫保有費用をなくせるのであればこの金額でも構わない、といった判断の下に販売価格を設定しているでしょう。
また、特にアパレルなどの場合には、シーズンオンには値段を上げ、シーズンオフには値段を下げる、というシーズンオン・オフでの「価格の上下」が一つのパッケージになっている場合もあるでしょう。これは、時間を通じた「価格差別」といえます。
ヒマな人を安価で引きつけて
忙しい人には高値で売る
という区別で、これにより「ヒマな人」「忙しい人」の両方を引きつけることができる戦略です。この場合もやはり販売価格は、一つのパッケージの中で利益が出るよう考えて設定されているはずですね。
社会的な影響は……あまりないと思いますが(笑)、多くのみなさんがバーゲンに出掛けてお金を使うのであれば、消費が増えて景気を好転させる一助になるかもしれません。
脇田先生によれば、 バーゲンは何より「在庫調整」の意味があり、企業にとっては大きなメリット とのこと。またバーゲンでの販売価格はきちんと計算されているはず、だそうです。バーゲンで狙っていたブランドの服を大量に購入する、なんて人もいるでしょう。