バナナが壁にダクトテープで張り付けられた高額アート、来場者に食べられてしまうというアクシデント勃発(アメリカ) (5/5ページ)
人々の前でダクトテープをはがし
あっという間にバナナを食べるダトゥナ氏
この投稿をInstagramで見るDavid Datuna(@david_datuna)がシェアした投稿 - 2019年12月月7日午前11時38分PST
その後、人だかりに撮影されながら
動揺したスタッフなどから事情を聴かれるシーンも
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ギャラリーの関係者らしき人物も登場
その場を収めようとしているようだ
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・バナナは概念。別なバナナで展示続行
さて、ギャラリーペロタンはこの事態をどう受け止めているのか?7日付けの海外メディアによると広報はこうコメントしているそうだ
「バナナは概念」であり、ダトゥナ氏は作品を「破壊したのではない」
そんな流れで騒動はひとまず収まり、展示は終了…と思いきや、なんとその日のうちに代わりのバナナが再び貼られたそうだ。
てか、そんなに手軽でいいのかよ!?っていう…こういう疑問も作品の意図のうちに入るのか?
・結局展示は中止。理由は安全性の問題だというが…
ちなみに奇抜で知られるマウリツィオ・カテラン氏の作品がトラブルに見舞われるのはこれが初めてではない。
2017年、カテラン氏は実際に使える18金製の黄金のトイレ「アメリカ」を披露、トランプ米大統領に貸し出すなどとコメントして世間をにぎわせた。が、600万ドル(約6億5000万円)相当とも言われるそのトイレは、今年9月イギリスのブレナム宮殿に展示された際に盗まれたままだ。
てなわけで、未だどこに価値を見出せばよいかわからぬままだった超高額アートは、パフォーマンスアートという芸術の名のもとに(皮以外は)余すことなく昇華され、その後の展示は次のバナナが引き継ぐことになった。
と思いきやさらに翌日、ペロタンギャラリーのインスタに「コメディアン」展示中止の投稿が。
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理由は「作品の安全性が損なわれたから」というもので展示を見れない人にも謝罪を行っている。
まあ壊されたり、盗まれるよりははるかにマシだったわけだが、芸術とはこんなに雑で適当でいいもの?ってモヤモヤが当のギャラリーにも通じたのかもしれないな。
References: cbsnews /written by D/ edited by parumo