農場に埋まっていた巨大なバイキングの船を発見、船葬に使用されていた可能性(ノルウェー) (2/5ページ)

カラパイア

2018年のレーダー調査で明らかになった、埋没船 Gjellestad船もまた、同じような特徴的な輪郭をしていた。



 船の両端は、おそらく長年に渡る農地の耕作作業のせいで、損傷しているように見える。レーダー画像は、竜骨(船の背骨材を形成する長い木材)や、両サイドにあるふたつの厚板などがしっかりわかるくらい詳細なものだった。竜骨の長さからすると、船の全長はおそらく16~17メートルと思われる。

 この農地は、研究チームのもともとの調査地ですらなかったため、今回の発見は、思いがけない幸運だったといえる。

 「実際、承諾済みの土地の調査は終わっていましたが、時間に余裕があったので、べつの土地も急いで調査することに決めたのです。それが結果的に正しい決断だったことがわかりました」

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Manuel Gabler/NIKU

 これには、農場主のパー・ハスルも驚いたことだろう。だが彼は、この発見を冷静に受け止めた。

 「墓はまさに農地の中にありましたが、これ以上、協力的な地主は望めないでしょう。彼は歴史、特に地元の歴史にとても関心をもっていた人で、この調査プロジェクトにとても熱心に協力してくれたのですから」ソレムは語る。

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