高畑充希『同期のサクラ』渾身のシーンに賛否の声が相次いだワケ (2/2ページ)
これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「自分たちの理想をサクラに押しつけているだけにしか見えない」「精神的にまいっている人に元気を押しつけるような励ましはやっちゃダメだよ」「“頑張れ”はダメってことをドラマを通じて発信してほしかったな」などと、同期たちの行動に疑問を呈す声を寄せていた。
さらに「これはマジなこと言うと病院に連れていってあげてほしかったな。あ、心療内科のほう!」「同期4人とサクラとの繋がりを考えたら、誰一人として心療内科の病院に連れていかないのってやっぱ変だな 」などと、病院に連れていくべきという声も多かった。また、その一方で「心療内科を勧めることはできたって、サクラが自分で自覚して行かなきゃ意味がないんだよ」などと、同期の行動を評価する人もいた。
その後、舞台は19年3月に移り、1年以上もサクラに会っていない同期たちは、最後にひとつだけ試してみたいと、サクラの誕生日に非通知の電話をかけ、“じいちゃんからのFAX”を模した5枚のメッセージを、FAXの着信音とともに玄関のドアの下から差し入れる。
■最大の山場に気になる視聴率は?
これがサクラに「自分にはすてきな仲間がいる」ことを思い出させ、ようやく部屋の外に出ることができた。しかし、同期を探して歩いているうち、バイクにひかれそうになったアパートの隣人夫婦の息子をかばい、体を強く道路に打ちつけてケガを負ってしまう。
驚いた隣人夫婦はサクラに「大丈夫ですか?」「病院行ったほうが」と声をかけるのだが、サクラはフラつきながら自宅に戻り、その後、意識不明に。このとき視聴者は同期からのメッセージに感動しつつも、「救急車呼べや。アホすぎて、つらい」などと、またもやサクラを病院に連れていかないことをツッコんでいた。
今回の平均視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前回から1.4ポイントダウンしたものの2桁をキープ。ドラマのラストは現在のサクラが入院する病院が舞台で、サクラはベッドで涙を流し、長い眠りから目を覚ますシーンで終わる。はたしてサクラの夢はかなえられるのか、残り2話に注目したい。