30〜50%割引も!全国飲食店「値下げ」カレンダー
10月の消費税2%アップがボディブローでじわじわときき、懐もジリ貧状態。昼食も値段を見て決めている。読者にもこんな人が多いだろうが、これを一発逆転する秘策がある。飲食店の感謝デーやサービスデーなどの利用だ。
年数回、あるいは月何回かのサービスデーでは5%、10%の割引は当たり前。30~50%以上安くなることも、ざらにある。こんな格安店を食べ歩けば、懐も寒くならずホッカホカ。
外食産業の事情に詳しい経済評論家の平野和之氏が次のように解説する。「外食産業は客数や客単価が伸び悩んでいるため、客をつなぎ止めるべくさまざまなサービスをせざるをえない状況です。サービスデーもその一環ですが、消費者としては、これを利用しない手はないと思います」
たとえば、読者が(記者も)大好きなラーメン。これを10円という驚きの値段で提供したのは、全国で500店舗を展開する『幸楽苑』グループだ。
「きっかけは今年の台風19号で大きな被害を受けたときに、お客様や取引業者様に励まされたことでした。その感謝の気持ちを込め、今年の11月29日と12月6日の2回、全店舗でお客様感謝祭・中華そば10円デーを企画したんです」(同社の広報担当)
通常価格440円のラーメンが10円だと話題を呼び、2日間で、なんと約10万人が押し寄せたという。「この10円ラーメンの企画は今年限りなんですが、毎月15日は60歳以上の人が含まれたグループに10%割引をするサービスデーは、来年も続けます」(同)
東京・日比谷公園にある洋食店『松本楼』が毎年9月25日に10円カレーを提供しているのは、テレビで見た人も多いはず。
「10円カレーは、1971年に放火で焼失した当店が、9月25日に再オープンできたことに感謝して始めたのがきっかけでした。今年も1500食を用意したんですが、並んでいただいた1800人の方に提供しました。来年も、このイベントを続ける予定です」(同店の広報担当)
■ほかラーメンチェーンのサービスデーは?
外食激戦区のラーメン業界は、毎月決まった日に格安になるサービスデーを設定している店が多い。関東を中心に17店舗を運営する横浜家系ラーメンの『大和屋』は、毎月1日を「大和家の日」とし、700円の醤油・塩ラーメンを500円にしている。
「もう10年続いているイベントで、ツイッターなどでも反響が大きいんですよ。5月と11月の感謝祭では、餃子無料やチャーシューメンを500円にするなど、よりお得な日になっています」(同社の広報担当)
全国80店舗を展開する『味千ラーメン』は毎月22日が感謝デーで、この日は通常690円の味千ラーメンが390円になる。「サービスデーはふだんの日の3~5倍のお客さまが入り、1日1000杯以上売り上げる店もあります」(同社の広報担当)
九州を中心に『山小屋』『ばさらか』などのブランドでフランチャイズ展開している筑豊ラーメングループでも、感謝祭の日に640円のラーメンを390円で提供している(感謝祭の日は店によって違うのでホームページを参照)。こちらも当日は大盛況になるのだが、こんなに安くして大丈夫なのだろうか?
「感謝祭は常連のお客様に喜んでもらえるだけでなく、新規のお客様の獲得や休眠客の掘り起こしにもつながっています。実際、感謝祭の後は売り上げが好調に伸びる傾向にあります」(同社の広報担当)サービスデーは客単価こそ下がるが、その後の客足が延び、けっしてマイナスでないというわけだ。
全国で約240店舗を展開する中華料理の『天下一品』の“天下一品の日”(10月1日)は例年大きな話題になる。会社のすぐ近くに同店があるKさん(39)は「10月1日は毎年欠かさず行く」と言う。「かなり混みますが、この日に行くと次回使えるラーメンのタダ券がもらえるんです。“天一の日”は手帳に丸印をつけているぐらいです(笑)」(前同)
読者の職場や家の近くのラーメン店にも同じような割引デーがあるはず。ネットなどでチェックしたい。
2000年に創業して現在832店舗に急拡大した『丸亀製麺』は毎月1日に、うどんが半額になるサービスを実施。「釜揚げうどんだけですが、それでも290円のうどんが半額の140円になるわけですからね。ありがたいですよ」(利用客)
後発の『伊予製麺』は、毎月14日が100円引きになる。釜揚げうどんや、かけうどんは290円なので、100円引きで190円。200円でお釣りがくる驚きの値段だ。
特にカレーうどんが好きな人にお得なのが、信州そばうどんの『信濃路』。毎月2日のカレーうどんの日は、通常830円のカレーうどんが500円(税込550円)になる。
12月16日発売の『週刊大衆』12月30日号では、このほかに寿司、ファーストフード、居酒屋チェーンなどのサービスデーを紹介している。