2020年バレンタインは義理より感謝。 チョコで「健康」を贈る時代へ。 (2/3ページ)
これを見て、
「女性から男性への告白として始まったバレンタインが、今では日頃の感謝をチョコに託して伝える日となり、ラブよりもライク、さらにはサンクスの記念日としてすっかり定着しているようです」
とコメントしました。
また、「は......パパには低GI、私は美肌 相手に合わせて健康機能を選ぶ」というトレンド予測にも言及し、「相手に合わせて、健康効果を(チョコレートにのせて)贈りたいというようなデータが出ています」「健康機能をチョコで贈るというような傾向(があります)」と補足しました。
便通改善&紫外線への耐性も会場ではその後、高カカオチョコレートが健康や美容にプラスの影響を与えてくれる仕組みについて、帝京大学理工学部バイオサイエンス学科の古賀仁一郎教授が、豊富な実験データとともに解説しました。
古賀教授によると、高カカオチョコレートに含まれる「カカオプロテイン」には便通改善の効果があり、「カカオポリフェノール」には美肌効果があるとのこと。
カカオプロテインには腸内環境を改善してくれる作用のほか、食物繊維のように働き、便のかさを増す効果があるそうです。
古賀教授は、
「高カカオチョコレートを摂取しますと、この中に多量に含まれるカカオプロテインが、小腸で消化吸収されないため大腸にいきます。大腸にいくと、腸内細菌の善玉菌であるフィーカリバクテリウムが、カカオプロテインを食べて酪酸(らくさん)を大量生産します。その結果として、お通じを改善します」
と、複数の試験結果を示しながら説明しました。
また、カカオポリフェノールには、紫外線で肌が赤くなるのを防ぐ皮膚保護作用があるのだそうです。