アメリカの医療費問題。一部の人は魚用の抗生物質を人間に使用していることが判明 (2/2ページ)
そこに投稿された2228コメントのうち、人間に使ったことを示すのは55コメントのみだ。しかし、それに対する注目度はかなりのもので、「いいね」と「よくないね」の数は他の9倍にも達していた。
また人間が服用してもいいのかという質問に対して、少なくともひとつのネット販売者が適切だと回答していた。
今回調査された魚用抗生物質5製品は、人間用のものとまったく同じ印・色・形をしており、このことが人間への使用を躊躇させない要因になっている可能性もあるようだ。
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・高額な医療費が背景か
動物用の薬を服用するアメリカ人が増えているという事例証拠もある。ニューヨーク市のある救急医によると、魚用抗生物質を服用しすぎて搬送されてきた患者がいたという。
その患者は保険に入っていなかったため、自分の判断で魚用抗生物質を服用し、そのために体調を崩して、余計に医療費を支払う羽目になったそうだ。
アメリカは医療費が高額になることで知られている。ある調査によると、米国内では少なくとも2700万人が保険に未加入であるために、医療機関を利用できていないのだという。
魚用の抗生物質を服用する人が増えているのも、こうしたことが背景にあるのかもしれない。
References:theguardian/ written by hiroching / edited by parumo