功徳を積んだら地獄行き!?「我地獄に入らざれば…」禅を極めた趙州和尚の言葉が深い (2/4ページ)

Japaaan

そして乾寧四897年、120歳という伝説的な長寿を誇って大往生を遂げると、真際禅師(しんざいぜんじ。真実に際まる≒近づいた者、の意)と諡(おくりな=贈り名。生前の功績や偉業を示した称号)されたのでした。

60歳で修行の旅に出ようとするだけでも凄いのに、その旅が20年にもわたり、更に定住してからも40年間生き続けたパワフルさに脱帽です(きっと「ピンピンコロリ」だったことでしょう)。

功徳を積んで地獄に堕ちる!?趙州和尚の珍問答

そんな趙州和尚がある日、檀家からこう尋ねられました。

「和尚様のように功徳を積まれた方でしたら、きっと来世も人間に生まれて来られるんでしょうね」

檀家とすれば高僧として名高い趙州和尚をヨイショしておこうと思ったのかも知れませんが、和尚はそっけなく答えます。

「うんにゃ、わしの来世はロバか犬じゃろうな

趙州和尚の来世(イメージ)。

檀家は内心「そう言いながら、本心はもっと持ち上げて欲しんだろうな」と思いながら続けます。

「またまたぁ~、そんなご謙遜を……ではそのまた来世は?」

檀家が再び尋ねると、趙州和尚はさも当然とばかりに答えます。

「……そのロバや犬のひり出した、屎(くそ)にたかる蛆虫(うじむし)じゃよ

いやいや、いくらなんでも謙遜が過ぎる……いささか辟易した檀家は、ちょっとムキになってきました。

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