追悼・梅宮辰夫「山口組とオンナ」マル秘交遊伝説(2)夜遊びも「演技」だった!? (2/2ページ)
そういう意味でも映画、バラエティー、プライベートとさまざまな『幻』で楽しませてくれた梅宮さんは、本物の技術を持つ俳優だったと言えるでしょうね」
「不良番長」シリーズを手がけた内藤誠監督も、あらためて梅宮の演技を絶賛する。
「(『不良番長』は)山城の派手な演技に目を奪われがちだけど、今見直すと実にうまいんだ。彼の最後の映画出演作となった『明日泣く』(11年、ブラウニー)にはタダで出演してくれたし、最後まで本当に世話になった」
16年2月28日、安藤昇のお別れの会で、梅宮は献酒とともにこう寄せている。
「昭和の映画スターが皆無のような状態になり残念です。寂しいです、今は詮無いことです。どうか、そちらの世界でもお元気で」
その言葉をそのまま、梅宮へのアサ芸からの弔辞としたい。合掌──。