個性に驚き! オエノングループの『こだわりのクラフト・ジン』飲み比べ! この面白さは何? 和が織りなす日本産ジンに溢れる魅力! (2/8ページ)

さらにもう一口いただくと、口に残る後味が非常に特徴的であることに気がつく。これは一体なんだろう?コリアンダーが強く出ているのか?いや、口の中に残る、少し強めの苦みが後を引く。などと考えつつ、いつの間にかグラス一杯を空けてしまった。
さて、自分の舌感覚の答え合わせをするように、この『ジン 無銘』に使用されているボタニカルを見ると、まずジュニパーベリー、コリアンダー、ビターオレンジピールとある。これらはジンの定番ボタニカルだ。さらに柚子、玉露、桜葉、ホップ、和薄荷(ニホンハッカ)と続く。締めて8種類。おそらく、この最後の口に残る強い個性は、ホップ、和薄荷だろうか。この後味は独特なものだった。

それにしても、このボタニカルのラインアップには驚かされる。柚子に玉露に桜葉。この繊細な和の素材を殺さずに使えるのは、癖のないまろやかな風味の米焼酎をベーススピリッツにしているからだろう。だからだろうか、このお酒はライムを搾ると抜群に相性がいい。アルコールの強さが気になる方なら、トニックウォーターで割った、シンプルなジン・トニックがいいだろう。

今回飲み比べした4種の中では、この『ジン 無銘』は、ベースが米焼酎であるにもかかわらず、最もジンらしさを強く感じさせるものだった。