登校時間を選択できる自由があるだけで睡眠不足は解消される。ドイツの高校生を対象に行われた研究実験 (2/3ページ)

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 実験開始前の3週間と開始後の6週間の期間、高校生に毎日睡眠の日記をつけてもらい、さらに半数の学生には客観的な睡眠時間データを得るためのモニターも着用してもらった。

 睡眠時間にくわえてさらに、全体的な満足感や授業の集中力などの評価も行われた。

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・真面目なドイツの高校生、その結果は?

 研究グループにとって意外だったのは、遅刻する権利を認めたというのに、ドイツの高校生たちはこれまで通りに登校することが多かったということだ。平均すると、遅れて登校してくるのは1週間に2回程度でしかなかったのだ。

 だが、権利を使用し、遅れて登校してきた日は、学年や性別、遅れてくる頻度にかかわらず、普段より睡眠時間が1時間長かったことがわかった。つまり、遅れてきた学生のほぼ全員が1時間遅れ登校の恩恵を受けていたということだ。

 ただし、登校時間が固定されていたときと比べて、毎日の全体的な睡眠時間に有意な増加があったわけでもなかった。

 だがそれでも登校時間を選択できる自由は、学生にかなり好評だったようだ。起きなきゃいけないというプレッシャーから解放されたようで、その権利を使用するしないにかかわらず、圧倒的多数が寝不足が解消され、授業に集中しやすくなったと回答しているのだ。
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