2020年のクルマ選び 「アナログな進化」にこそ注目 (2/2ページ)
国内勢も日産、ホンダ、マツダがこの流れに乗っている。
いよいよ本格的にEVが普及するかと思いきや、島下氏は「EVの普及はそんなに簡単なことではない」と冷静だ。というのも、EVが電気で動く以上、充電設備が必要だ。しかし、充電設備がある過程やオフィスが、自分の生活圏にどれだけあるかというと、決して多くはないのが現状。これはEV開発に熱心なヨーロッパも日本も変わらない。
これから起こりうるのは、EVが急激に増えるという未来ではない。充電設備の普及とバランスを取りながら徐々にEV車が増えていくというシナリオが現実的だという。
また、自動運転も同様に、メディアが煽るほど開発は進んでいないのが現状だ。2~3年前は、2020年代初頭には完全自動運転が実現すると、多くの自動車メーカーやサプライヤーが宣言していた一方、今年の東京モーターショーでは完全自動運転の手前の「レベル3(条件付運転自動化=限定された条件のもとでシステムが全ての運転タスクを実施するが、緊急時などシステムからの要請があれば運転者が操作を行う必要がある)」の自動運転車も出展されていなかった。完全自動運転の実現にはまだまだ時間がかかるようである。
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高い買い物だけに「クルマ選び」はできるかぎり情報を集めて、熟考を重ねた方がいい。メーカー各社の動向や新モデルの乗り心地、新技術の解説など、多様な情報を与えてくれる本書は、失敗しないクルマ選びのお供になってくれるはずだ。
(新刊JP編集部)