イチローが東京五輪「聖火最終ランナー」最有力 (3/3ページ)

週刊実話

目的は、小泉政権で2回、安倍政権で1回辞退されている「国民栄誉賞」の4度目の打診だったというが、その日はオリックスの井上享社長と三井住友銀行の高島誠頭取とともに訪問したため、首相の立場を忖度し、辞退をほのめかしながらも明言は避けたという。

「断られることが分かっていながらイチロー氏を招いたのは、もう一つ理由があったからです。それが、聖火リレーのアンカー。打診というより、最終ランナーについて意見を求めたようですが、意外にも興味を示したため、首相周辺が『いける』と期待していたところ、年末になりイチロー氏サイドから前向きに検討する旨の意思表示があったそうです」(衆院議員秘書)

 これまで国民栄誉賞を辞退してきたのは、弓子夫人が「政治とは距離をとってほしい」と反対していたことが大きい。しかし、いかなる種類の政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じている五輪は別。生涯アスリートを目指す夫にふさわしいと考え、逡巡する夫の背中を押したのだろう。

 東京五輪の国内聖火リレーは3月26日に、元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の澤穂希さんや佐々木則夫元監督らのワールドカップ優勝メンバーが福島県のJヴィレッジを出発。東京都は巨人の原辰徳監督や歌手の石川さゆりさん、神奈川県はDeNAのラミレス監督や俳優の加山雄三さん、愛知県は将棋の藤井聡太七段、大阪府は歌舞伎の片岡愛之助さんといった豪華メンバーが走る。

 最終ランナーは、これらを上回る「超大物」が必要。イチロー氏以上の適役はいない。

「イチローが東京五輪「聖火最終ランナー」最有力」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧