資産運用の専門家が明かす、老後資金の運用で失敗する人の共通点とは? (3/4ページ)
そこに一番違和感を抱きましたね。
――現在はIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)として独立されていますが、こちらは商品の販売ノルマがないんですか。
西崎:そうですね。IFAは金融商品仲介業の登録を受けて、証券会社と業務委託契約を結び、お客様に投資商品の提案やアドバイスを行います。お客様が私たちの契約する証券会社と取引をすることで、証券会社に支払った手数料の一部が私たちにマージンとして収入が入る仕組みとなっています。
実は金融機関で働いている人たちが最も嫌だと思っているものが販売ノルマです。決められた商品を期限までに販売しないといけないために、お客様の本当に求めているニーズに合わないものでも販売しなくてはいけない。そこに悩んでいるんです。
でも、IFAは金融機関の社員ではありませんので、その縛りがありません。会社のモデルとして、自分たちが良いと思った商品の中で、お客様のニーズに沿ったものを提案できるという強みがありますね。
――今後、資産運用について営業を受けて悩んだときはIFAの方にも相談します。ただ、誰もが近くにそういう人がいるとは限りません。金融機関から送られてきた商品の情報を鵜呑みにしないためにはどうすればいいですか?
西崎:もしインターネットが使えるのであれば、商品を一度検索してみてください。よく提案される商品は誰かが分析していて、メリットとデメリットを書いています。特にCMや新聞広告、DMなどで提案されている商品は金融機関が力を入れて販売している商品なので、情報がネット上にも出回りやすいんです。
また、もう一つ知っていただきたいのは、広告を打つ理由です。なぜその商品の広告が打たれているのか。それは、利益を見込みやすい商品だからです。その一方で、収益にはならないけれど良い商品もありますが、そういう商品は広告されにくいんです。ノーロード投信(買付時の販売手数料がかからない投資信託)や個人向け国債などもその一例です。
基本的に商品を提案されたら、良い情報だけではなくて悪い情報を調べてください。