サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ソーユーフォリアが混戦制す」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ソーユーフォリアが混戦制す」

 混戦と言っていいだろうか。1月13日に行われる中山のメイン、フェアリーSは、好メンバーがそろい、馬券的にもおもしろそうな競馬である。

 歴史は浅いが、牝馬クラシック第1弾・桜花賞と同じ右回りで、牝馬のみによるマイル戦。ここで好走して本番でも上位争いを演じる馬は少なくなく、年明け早々、注目すべき重要な一戦と位置づけられていいだろう。

 この時期としては、なかなかの好素質馬が顔をそろえ、かなりの混戦模様。しかも舞台は中山のマイル戦。周知のとおり、多頭数になればなるほど外枠の馬は激しいレースを強いられる。外に振られたりハジかれたりして、不利を被ることが多いのだ。

 さらにデビュー間もない若い3歳馬、それも牝馬同士の競馬である。レース慣れしていないだけに、真ん中より内めの好枠を引き当てた馬に、よりチャンスが巡ってくる。

 今回フルゲート(16頭)は必至で、いずれにしても各馬の力に大きな開きがあるとは思えないだけに、見応え満点の激しい競馬が展開されるはず。穴党としても力が入る一戦だ。

 最も期待を寄せてみたいのは、ソーユーフォリアだ。混戦と書いた以上、むろんのこと真ん中より内めの好枠を引くことが条件になるが、そうでなくとも簡単に捨てがたい好素質馬である。

 前走のつわぶき賞は、2番人気に推されながらも4着と期待を裏切る格好になった。これで評価を落としたようだが、はたして簡単に切り捨てていいものかどうか。当方としては、断じて軽く見てはいけないと思っている。

 その前走は、やや余裕残しの仕上がり状態。それだけにパドック(下見所)からして落ち着きを欠いていた。そしてレースでは、もまれてスムーズな競馬ができなかったこともあり、まずは参考外と捉えていい。しかも勝ち馬とはコンマ4秒差。巻き返しは十分可能なのだ。

 この中間は落ち着き払って好気配。暮れから正月にかけての調教も上手にこなしてきており、調整に寸分の狂いはない。1週前の追い切りも実にスムーズだった。ならば期待していいのではないか。

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