自分の体ではないのに触られている場所がわかる不思議な触覚のメカニズム(フランス研究) (2/3ページ)

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・皮膚もモノも同じような神経メカニズムで叩かれた位置を把握
この実験の最中、被験者はEEGを装着しており、脳の活動も測定されていた。
ここからは、皮膚に触れられたときも、持っているモノに触れられたときも、特に体性感覚皮質と後頭頂皮質において、同じような神経メカニズムが生じて触覚を検出しているらしいことが明らかになった。
ミレー氏らの推測によると、人はモノの触れられた位置をその振動が停止する前に特定できるという。そのために必要な時間はわずか20ミリ秒。まさに一瞬で特定しているらしいのだ。
じつはこうしたことはまったく予想外だったわけではない。たとえば目が見えない視覚障害の人は、杖を使って周囲の状況を感じとることができる。
だが、実際に脳がどのように働いているのか詳しく調査されたのは今回が初めてのことだ。
どうやら脳は、皮膚の神経終末(パチニ小体)を通して伝わってくるモノの振動を解読しているようだ。手のパチニ小体から情報を受け取ることで、モノのどの部分で接触があったのか察知しているらしい。

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・感覚のある義肢の開発
ミレー氏らの考えでは、手に持っている道具からのフィードバックを通じて、それがどのようなに作用しているのか上手に察知できるようにもなるだろうという。
また、こうした理解は、もしかしたら義肢のデザインを変えることになるかもしれないという。