自分の体ではないのに触られている場所がわかる不思議な触覚のメカニズム(フランス研究) (1/3ページ)
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私たちの脳は、自分の体に直接触れられたわけではないのに、どこに触れられたか、その位置を察知することができるそうだ。
新しい研究によると、手に持っているモノが何かと接触したとき、まるで自分の体の延長であるようにそれを感じられるという。
・手に持っている棒のどこが接触したか?
たとえば、あなたが手に持っている棒が何かで叩かれたとしよう。
するとそのときの振動が神経系を介して伝えられるので、脳はそのパターンから何が起きたのか把握できるだろう。
振動パターンだけでなく、圧力だって指に伝わってくるので、その変化も感じられる。
だが、それだけでなく、まるで自分の体の延長であるかのように、モノのどこが叩かれたのかまで正確に把握できるのだとしたら?
そんな不思議な現象を確認したのがフランス、リヨン大学のルーク・ミレー氏だ。

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・手に持ったモノの叩かれた位置が96パーセントの確率でわかる
ミレー氏らは、16名の被験者に長さ1メートルの木の棒を持ってもらい、どこが叩かれたのか当てるクイズを400回ほど行ってみた。
クイズでは棒を2回叩き、叩かれた位置が同じ場所だったか、あるいは違う場所だったのかを答えなければならない。
すると驚いたことに、被験者は96パーセントという高確率で正解することができたのだ。