桑田佳祐『週刊文春』新連載でクスリアーティストに「大喝」!!
電気グルーヴのピエール瀧(52)、元KAT-TUNの田口淳之介(34)、RIZEのJESSE(マック・ファーデン・ジェシー・ソラト/39)とKenKen(金子賢輔/34)など、2019年はミュージシャンの違法薬物逮捕が相次いだ。
レコード会社関係者は話す。
「確かに海外では、ザ・ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、キース・リチャーズ(76)、エリック・クラプトン(74)など、有名ミュージシャンが使用を公言していました。また、カナダやアメリカの一部の州をはじめ、大麻に関しては各国で解禁する風潮にあります。ただ、日本ではそれは許されない。
1月9日発売の『週刊文春』(文藝春秋)から、サザンオールスターズの桑田佳祐さん(63)の連載が始まりましたが、桑田さんも音楽とドラッグの関係についてバシっとNGを出しています」
『週刊文春』で始まった新連載『ポップス歌手の耐えられない軽さ』は、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という、桑田の思いの丈を吐き出す、非常に面白く貴重な内容となっている。
桑田は、ミュージシャンとドラッグの関係について「そういうのを使うのがカッコいいという風潮がたしかにありました」と切り出すも、「ドラッグに頼ればいい音楽をつくれるわけでもありませんしね」「以前は飲んでいる席で、“ドラッグ、絶対やったほうがいいよ”と言われたこともあります」と、過去にドラッグの誘いがあったと明かした。
しかし、「そう言ってくる人は決まって時間にすごくルーズだったり(中略)そんなふうになりたくないと思った」と、ドラッグをきっぱりと否定している。
「日本でも“大麻ならOK”と主張する人もいますが、日本トップの超大物ミュージシャンである桑田さんがこのようにしっかりと“喝”を入れてくれるというのは頼もしいですよね。昨年11月、元五輪スノーボード男子代表の国母和宏(31)が大麻取締法違反容疑で逮捕された際、『とくダネ!』(フジテレビ系)にコメンテーターとして出演した社会学者の古市憲寿氏(34)が、“大麻という世界中、多くの国が認めていることに対して、これだけお金をかけて、これだけテレビが時間をかけて報道する意味があるのか、そんなないんじゃないかと思っていて”と、持論を展開しました。
古市氏は、RADWIMPSの野田洋次郎(34)、ゲスの極み乙女。の川谷絵音(31)、米津玄師(28)など、ミュージシャンとも交流があり、SNSなどでもそうした関係が見られる。古市氏には、“世界は明らかに、大麻は犯罪であっても摘発まではしなくていいのではという流れですよね”といった、大麻擁護ともとられかねない発言もあり、交流のあるミュージシャンにも変な見方がされかねない。大麻について議論を行うのは悪くないことだと思いますが、古市氏には桑田さんの考えもしっかり知ってもらいたいですね」(前出のレコード会社関係者)
日本音楽界のトップアーティストからの重い言葉。2020年は、ミュージシャンの薬物逮捕者が出ないことを願いたい。