道路にいた迷い犬がドライバーたちの連携プレイで飼い主の手に戻るまで(やさしい世界)

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道路にいた迷い犬がドライバーたちの連携プレイで飼い主の手に戻るまで(やさしい世界)
道路にいた迷い犬がドライバーたちの連携プレイで飼い主の手に戻るまで(やさしい世界)


 アメリカ、バージニア州に住むジョスマール・カスティージョさんは、ある日車を走らせていた所、道路脇で、リードだけを手に持つ男性に遭遇した。

 リードは犬を散歩させるときに使うものである。なぜそこに犬がいなかったのだろう?カスティージョさんは不思議に思いながら車を走らせていた所、交差点で青い車がハザードランプを付けて停止していた。

 道路上で首輪をつけた犬がうろちょろしていたのだ。青い車の運転手女性は、この犬を保護しようとしていたようだ。カスティージョさんはピンときた。

 見知らぬ2人のドライバーが迷い犬を救うため、連携プレイで飼い主へ引き渡すまでの一部始終が、カスティージョさんの車載カメラにとらえられていた。

Three Strangers and a Dog

 1月13日午前11時20分頃、カスティージョさんは車で走行中、道路脇に1人の男性を見た。その男性はリードを持っているのに、そこに犬はいない。何やら犬を探しているように見える。

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 しばらく走ると、一時停止標識の脇で1台の青いホンダ車がハザードランプ(駐停車する時に使用するライト)を付けて止まっている。

 この車を運転していたドライバー女性は、道路に迷い込んでいた犬を保護しようとしていたようだ。

 すべてのことに合点がいったカスティージョさんは、車からその女性に話しかけた。女性はその場で犬を安全な場所に保護した。

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 カスティージョさんは車をUターンさせ、先ほど遭遇した男性を探すことに。よかった!男性はまだこの道路上にいた。やはり男性は迷子になった犬を探していたようである。

 この犬の名はアジュノと言い、散歩中にリードが外れ、そのままいなくなってしまい1時間以上も探し回っていたという。アジュノが逃げたのはこれが初めてで、男性はひどく動揺していたという。

 カスティージョさんはすぐさま男性を車に乗せて、女性が保護している犬の元へと向かった。

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 女性はアジュノを逃げないよう、安全な車の中に入れてくれていたようだ。犬は飼い主男性へと無事引き渡しされた。

 飼い主男性はカスティージョさんにもお礼をいって、立ち去って行った。女性とカスティージョさんも挨拶をかわし、皆それぞれの場所に戻っていく。

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 見知らぬ人同士が協力しあい、1匹の犬をいち早く救うことができた。犬はもちろん3人とも幸せな気分になれただろう。

 うちの猫がいなくなったときも近所の人と警察官の連携プレイで無事発見、連れ戻すことができた。あの時の感謝の気持ちは今でも深く心に刻まれているので、この動画を見て私もまたすごく幸せな気持ちをいただいた。私も、私にできる範囲で誰かを幸せな気持ちさせてあげることができたらいいなと思った。犬を救うため、躊躇なく即行動できることって素晴らしいと思った。

 動物はある意味、人間と人間の心をつないでくれる使命を持っているんじゃないかな?やさしさの連鎖は案外身近な所で頻繁に発生しているのかもしれない。それに気が付くことがさえできれば。
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