桃田賢斗は大丈夫か!? 東京五輪「金メダル確実」日本代表選手

日刊大衆

写真はイメージです
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 日の丸を背負い、世界の頂点に立つ選手たち。彼らは、史上最多記録をも超える「金字塔」を打ち立てる!!

 東京五輪まで、いよいよあと半年。じわじわとオリンピック熱が高まりを見せている。「これまでの日本の金メダル獲得数は、1964年東京と2004年アテネの16個が最高。JOCは、今回の東京五輪で“金メダル30個”を目標に掲げています」(全国紙記者)

 しかし、本誌が近年の世界大会での戦績や選手の成長度を鑑みて分析した結果、それ以上の数が獲得できることが判明。その数、実に47個! 今回は、栄冠を射程に入れている注目アスリートを一挙紹介していこう。

 ただ、日本で最も金メダルに近いといわれる選手に関して、先日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。マレーシアの高速道路で、男子バドミントンの桃田賢斗(25)が乗る車がトラックに追突し、運転手が死亡したというのだ。「桃田は世界選手権のシングルスで2年連続優勝。現在は世界ランク1位、昨年の世界最優秀選手と、間違いなく世界の頂点に立つ選手です」(スポーツ紙記者)

 桃田は、顔の裂傷と全身打撲という診断を受けたが、はたして五輪に影響はないのだろうか?「コーチは3月の大会に向けて準備をしたいと表明。心配なのはメンタルですが、桃田は賭博問題でリオ五輪出場を逃し、どん底から這い上がって今の地位を築いた男です。精神面でも大丈夫でしょう」(前同)

 バドミントンでは、リオで高橋礼華(29)&松友美佐紀(27)の“タカマツペア”が金を獲得した、女子ダブルスも堅そうだ。「世界ランクでは、福島由紀(26)&廣田彩花(25)の“フクヒロペア”が2位。永原和可那(24)&松本麻佑(24)の“ナガマツペア”が3位、そしてタカマツペアが4位と、日本勢の強さが際立っています」(スポーツライター)

 つまり、どのペアが出ても金メダルを狙えるのだ。「ナガマツは世界選手権で2連覇。フクヒロは同大会で3大会連続2位。タカマツには五輪での経験値がある。本番前にまず、代表争いに注目です。出場枠は最大2で、そのバトルは4月末まで続きます」(前同)

■野球も金は確実か

 さらに、五輪では見納めとなるかもしれない野球も金は確実だろう。前哨戦とも言える昨年の「プレミア12」では、侍ジャパンが見事、優勝している。

「普通にやれば優勝できます」と断言するのは、現役時代にWBCで世界制覇の経験もある野球評論家の里崎智也氏だ。「調子のいい選手が代表に選ばれることは決まっています。今の日本の選手は、誰が出ても世界の水準以上のプレーができるでしょう」(里崎氏)

 ホームで戦える利点に加え、他にも日本に有利な条件がそろっているという。「今まで世界最強とされていたキューバは弱体化しています。そして何より、メジャーリーガーが出場しないことが大きい。アメリカ、中南米の強豪国のトップクラスの選手が出ないわけですからね」(前同)

 女子テニスでは、18年全米オープン、19年全豪オープンを制した大坂なおみ(22)がいる。「日米二重国籍だった彼女は昨年、日本国籍を選択。日本代表として東京五輪で金メダル獲得を視野に入れたものだと思われます」(前出のスポーツライター)

 一方、過去に日本人メダリストのいない競歩には、今回、金の大本命がいる。昨年の世界選手権で、男子50kmを制した鈴木雄介(32)だ。

「鈴木は酷暑のドーハでほぼ独走し、日本人初の優勝を達成しました。持ち味が発揮できる舞台は、札幌より東京だったかもしれませんが、彼が世界のトップであることには変わらない」(別のスポーツ紙記者)

■柔道や女子レスリングも

 さて、“日本のお家芸”とされる競技にも、もちろん金メダル候補がズラリと並ぶ。柔道で五輪出場の内定第1号となった女子78kg超級の素根輝(19)は、その筆頭格だ。

「昨年夏の世界選手権で優勝。秋のグランドスラムでは、世界ランキング1位の選手に勝って優勝と、今、勢いに乗っている選手です」(スポーツ誌編集者)

 また、女子レスリングは、今回も金メダルラッシュが予想されるが、中でもリオの63kg級金メダリスト・川井梨紗子(25)は最有力候補と言える。

「東京では、階級を変更し、57kg級での出場になります。昨年、同階級で五輪4連覇の伊調馨を破って出場した世界選手権で見事にV。W杯でも全勝と、今の彼女は無敵状態です」(前同)

 なお、62kg級代表に内定した妹の友香子(22)も楽しみな存在だ。

 次は、リオで金2個を獲得した体操競技。「もちろん男子体操も期待できますが、金メダル獲得率が最も高そうなのは、女子トランポリンの森ひかる(21)です。昨年の世界選手権では個人と団体で優勝。まさに、世界のトップに君臨しています」(同)

■miwaと結婚した萩野 公介に注目

 競泳では男子に要注目。「昨年の世界選手権で200mと400mの個人メドレーで優勝した瀬戸大也(25)は、最低でも1個は金メダルを獲るはず」(スポーツジャーナリスト)

 一方、そのライバルで、リオ五輪の400m個人メドレーの金メダリスト・萩野公介(25)は近年、目立った戦績がないが……。「東京五輪に向けてコンディション調整は上々のようで、実績も爆発力もあるだけに、出場できれば2連覇も期待できる。最近、人気歌手のmiwaと結婚し、子どもが生まれたことも精神面でプラスでは」(前同)

 ちなみに、瀬戸もリオ五輪後、美人飛び込み選手として知られていた馬淵優佳(24)とゴールインし、調子を上げている。

 ミュンヘン五輪100m平泳ぎの金メダリストで、鹿屋体育大学名誉教授の田口信教氏は、こう分析する。「俗に言ってしまえば、生活がかかっているから“頑張るぞ”となる。金メダルを獲ると報奨金など1億円を獲得できるといわれています。そうした意味では、彼らは“プロ”なんです」

 また、競泳では、他にもまだまだ金の期待が持てる選手がいるという。「最近の水泳界は、トップと裾野にいる選手とのタイム差が相当縮まってきています。モチベーションとコンディションがピタッと合えば、まさかの金メダルも十分ありえるんです。たとえば、私が育てた柴田亜衣(アテネ五輪800m自由形金メダリスト)も、五輪前の壮行会のときには“参加するだけで十分”なんて言われていた。そんなもんなんですよ」(田口氏)

 さて、東京五輪にはいくつかの新競技が導入されるが、実はそこに、日本人の金メダル候補がゴロゴロしている。まず、「組手」と「形」の2種目がある空手では、男子形の喜友名諒(29)が強い。3度の世界選手権優勝歴があり、空手発祥の地・沖縄の出身だ。「沖縄出身の五輪メダリストは、過去にバルセロナ体操団体総合銅の知念孝のみ。喜友名が初の金メダリストとなる可能性は大です」(スポーツライター)

 さらに、スポーツクライミング男子の楢崎智亜(23)、スケートボード女子の西村碧莉(18)の名前も覚えておきたい。両者とも、直近の世界大会で複数回優勝しているツワモノだ。「まだ国内で一般的には知られた存在ではありませんが、どちらもルックスがよく、五輪後には一躍、有名人になるのでは」(前同)

 未曾有の金メダルラッシュとなりそうな東京五輪。開幕が楽しみだ。

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